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4.絵本の青年

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「う。ううん。ここは、何処だ?」

俺が目を覚ました瞬間、見えたのはなにもない真っ白な空間だった。

「やっと来てくれた、待ってたよレグルス。」

「誰だ!」

瞬時に振り向く。。そこにいたのは俺と同じ黒目黒髪の青年だった。

「僕はレグリス、ただのレグリスさ。」

「レグリス?レグ王国の王、レグリスのことか?」

「そうだよ、僕がそのレグリスだ。そして君をここまで呼んだ張本人でもあるよ。ほら聞こえなかった?絵本を返そうとした時に聞こえた声、あれ僕がやったんだ。」

なるほど、あれはレグリスの仕業だったのか。

「なぜ俺をここに呼び出したんだ、レグリス。」

俺は率直にそう聞く。

「レグルス、君はいきなり本題に入るんだね。まぁいいか、君を呼んだ理由はね、レグ王国を再建して欲しかったから、種族関係なく過ごせる国を。」

衝撃的な言葉を聞いた。まさか王国を再建させるために俺をここまで誘ったとは。

「どうやって再建しようというのだ。」

「僕の恩恵を君に移すんだ。」

「は?」

俺は驚いてしまった。恩恵とは生まれた時に誰もが一つ持っているものだ。それを人に移すだと?無理に決まっている。

「レグルス、実は君恩恵がないんだよ。それに僕は今霊体だからた魂に作用する恩恵を扱いやすい。だから君にぼくの恩恵を移すことができるんだ。」

「?なにを言っている、恩恵は生まれた時誰もが一つ持っているはずだぞ。それでなぜ俺が持っていないと言えるのだ。」

「それはね、僕は霊体だから人の魂が見えるんだ。基本恩恵がある人は魂の中心が光っているんだけど君は光っていないんだ。まぁそれのせいで君は王族の力を継承できなかったんだよ、僕もだけど。」

「ならなぜお前は今恩恵があるのだ?それだと辻褄が合わないぞ。」

レグリスに疑問をぶつけた。

「確かにちょっと言い方が悪かったね、僕これは正確にいうと恩恵ではないんだよ。」

「ならスキルなのか?」

「それも違うんだ、恩恵とスキルの間の存在が正しいかな。まぁどちらかというと恩恵に近いから恩恵って呼んでいただけなんだ。」

驚いた、まさかそんなものがこの世界に存在するとは。

「それは一体なんなんだ。」

気になってレグリスに聞いてみる。

「うーん、それはレグルスが身をもって知った方がいいかな。もう時間があまりないし。だからレグルス、使い方教えるために僕の記憶も移しとくよ、その方が今後やることもわかりやすくなると思うし。」

レグリスが何かの準備をしていた。それと同時にどんどんレグリスの体が薄くなっていく。

「おいなにをやっているんだ、体が薄くなっていっているぞ。」

「あぁ、これは仕方ないことだよ。僕に残っているものを君に渡すんだから。」

「レグリスにはもう会えないということか。」

「そうだね、だけど僕は君の中にずっと残り続けるよ、だからそんな悲しい顔をしないでくれ。」

「ッそんな顔などしていない!目にゴミが入っただけだ。」

「この空間にはゴミなんかないんだけど・・・まぁいいか。よし、そろそろ君に移す準備が完成しそうだ。」

どうやらもう本当にレグリスに会えることはなさそうだ。

「あ、そうだ!忘れてた。」

「ど、どうした、レグリス。」

「リーハのことよろしくね、彼女はああ見えてとても優しい子だからちゃんと丁寧に扱ってよね!」

リーハが優しいというのはさておき、レグリスの最後の願いだ。しかと応えよう。

「分かった、任せろ。」

「・・・これでもうこの世界に未練はないかな。じゃああとは任せたよ、レグルス。」

「ああ、ちゃんとレグリスの願いに応えよう。そしていつかお前の墓を復活したレグ王国の王城の花畑に建ててやる。」

「それは別にいいけど、まあ頑張れよ!レグルス。」

そう言いレグリスの魂が俺の中に入っていった。それと同時に俺はまた眠気に襲われた。

おそらく今日の18:00にまた更新します。

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