「商業区防衛戦・中編」その3
「お前本当にシスターズに入る気あったのか!?」
「あったもん!!勉強が苦手でたまにズルしたけど魔法球なんて教えて貰ってないよ!」
「んなわけねぇだろ!?お前見た目とスタイルは中の上な割にマジでただの馬鹿なんじゃねぇのか!?」
「もっと褒めてよ!後半ただのディスリじゃん!」
「ディスってんだよ!!」
こんな時に醜い争いをして喧嘩してしまい互いの頬を引っ張っていると壁から顔が出て危うく撃ち抜かれる所だった。
「殺す!殺せ!!商業区は全部壊すんだ!!アヒャヒャ!!」
「0!@$0#$!」
相手は薬中なのか言語が整っていない、それにみすぼらしい服装に痩せ細った身体、スラム出身の人?
「喧嘩してる場合じゃねぇな、ユカリ、煙玉みてぇな目を眩ませる物無いか!?」
ユーゴ君は銃弾が静かになるのを見越して私に指示する、私は急いで持って来た物を確認する、確か煙玉は残ってたは―――――― あ、そう言えばさっき持ち物を確認しようとして床に置いたような・・・?
「ユカリ!?」
「・・・ごめん☆」
私は申し訳無く事の経緯について話すとまた喧嘩が始まった。
「お前やっぱ馬鹿だろ!?」
「も、持って来てはいたもん!」
「床に置きっぱして忘れんなよ!?」
「持ち物確認したかったんだよ!」
「なら忘れずに最後まで確認しやがれ!」
二人して頭に血が昇り銃を放つ人達についには怒りの矛先を変えて閃光玉を投げつける。
「さっきからうるさいよ!!」
敵の目の前で投げた閃光玉が破裂し真っ白い世界が広がるとすかさずユーゴ君が顔面をぶち抜く程の拳武器から出てくる鉄の杭が放たれる。
「女は捕獲しろ」
意外と何とか倒しながら防衛をしていると病院の天辺から黒装束を身に纏った女性が私目掛けて突っ込んで来た。
「うわぁ!?」
勢いのある不意打ちに間一髪で避けれたけどそこから繰り出される打撃武器とナイフの猛攻に私は防ぐので手一杯だった。
「やあぁぁぁ!!」
隙を見て剣を大きく振り翳すも足で弾かれて回し蹴りが脇腹に直撃する。
「甘いなユカリ!」
壁に激突しても本当は殺すつもりなのか一気に距離を縮めて襲い掛かる。
「トリックバスター!!」
気休め程度に連射するが全弾避けられて足を掴まれ気付けば宙を舞っていた。
「はぁぁぁぁ!!」
棒状の打撃武器を急にお腹に打ち込まれそうになりキリちゃんの爆弾を目の前で起爆して二人して壁に激突する。
「意外とやるなユカリ!!」
名前の知らない女の人は私の名前を呼び狂気的な笑顔をで死んでいる人達から銃を拝借して適当に撃っていると横からユーゴ君が突っ込んで来た。
「俺も混ぜろよ!」
回し蹴りを女の人はギリギリで避けたが私が放つトリックバスターの連射にペイント弾が顔に浴びると私達は一気に攻め込んだ。
「やあぁぁぁぁぁぁ!!!」
視界不良の中女の人はユーゴ君の拳武器を後ろに避けたが腕を掴んだ私は勢いを殺さずそのまま剣を振り下ろした。




