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幻影道R 第九巻   作者: SAKI
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「商業区防衛戦・前編」 その1

 ユイさんのお兄ちゃんが商業区を襲撃する、それを私は止める為に冒険者の肩書を捨ててまだ開いていない酒場に集まってもらった。


 私はユカリ・チェリーブロッサム、狂い火という特殊な病を患いそのせいで感情の起伏が激しくなり一時は情けないことを言っていた【スイカズラ冒険者】のリーダーだ。


 光星は近未来区と商業区、未来開発区、居住区、街開発区、後は・・・忘れた。


 恐らく光星一最大の街が併合した場所に住んでいます。元々は魔法学校に通う一生徒だったんだけど変な偶然が重なり今は冒険者を生業としてノア先輩の酒場の仕来たりでもっと広く仕事をする為と夢の為に頑張っています。


「取り敢えず皆さんが来るまで時間がありますので何かあったんですか?」


 今話している黄緑色の中髪の左右がオッドアイのお姉さんがこの酒場のマスターの【ノア・ツインズ】、ノア先輩の趣味?で皆ノア先輩と呼ばれている。


 ノア先輩の趣味なのか皆ディアンドルを着た殆どおっぱいが見えるぐらいの際どい衣装を身に纏っていてノア先輩は・・・零れ落ちそうな程実った胸で正直このお店絶対怒られてる気がする。


 優しくて私に対して憧れを抱くほど包容力と社交性を持ったちょっと怖い元殺し屋だ。


「・・・」


 本来なら切り出すはずの桃色の髪をした長髪我儘体型のユイさんは黙っている。この人のせいで人生が一変したけど今はもう私の恋人になりたいとよく婚姻届を持って来る変な娘になった。今は目に傷を負ってるから片目は包帯を巻いている。


 因みにユイさんが甘えてくれる時だけユイ()()()呼びは許されるよ。


「ごめんなさい、ノア先輩も大変だよね?」


 私は先に謝るとおっぱいを支えながら腕を組むユイさんの眉間の皺が寄る。


「いいえ、何だか良くない報告みたいなので気にしないでください♪」


 爽やか天使の微笑みにノア先輩は私達に飲み物を持って来てくれた、お酒じゃないんだ。


「私達も何も知らないけど昨日何かあったの?」


 私はお酒じゃないと肩を落とすと肩まである茶髪っぽい栗色をした特徴的な格好をした【キリ・クォーリーベイ】ちゃんは杖を回しながら言葉を交わす。


「うんうん、アタシもさ仕事でマジローだったのに起こされてマジテンションヤッバ下がりなんだけど?」


 横にいるちょっとエッチで派手な格好した下着?とポンチョを合体させたほぼ丸出しのズボンだけ履いた女の子【エミ・プレアデス】ちゃんは相変わらず変な話し方をし始める。


「ごめんね〜今度服買うからオーダー頼める」


「マジ!?ヤッバ!ゆかりんからのオーダーとかテンション爆盛エベレストなんですけど!?」


 エミちゃんはお姫様だったんだけど地球の星に行き過ぎて継いだ後に経営難まで陥って結局解体までやらかした後先考えず突っ走ってしまうので仲間にするのは大変だった。


 まさか非戦闘員だったなんて知らなかったけどね。


「取り敢えず皆揃ってからしようか?」


 私はその場を仕切ると皆頷いて少しの間だけ会話を楽しんだ。

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