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風琴ねずみと夜の電車 一  作者: 倉沢トモエ


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芭蕉の辻/夜の散歩は続く

こちらはカクヨム様公開時は別々の節でしたがどちらも200文字以下でした。小説家になろう様の様式に合わせてひとつにまとめております。

   芭蕉の辻


 マサジは機嫌よく郵便局あたりを歩いている。

 市内電車の線路が分かれ、芭蕉の辻線の上を行ったり来たりしているテールランプが見えた。

 マサジが線路上を見ると、また王冠のメダルが落ちていた。

 拾い上げてジャンパーのポケットにしまい、どこかへ歩いて見えなくなった。



   夜の散歩は続く


 辻氏と秀真くんは、電車に飛び乗ったらしい。

 まだこの先も、電車内の歌をなぞり荒唐無稽を続けようと申すか。そしてそれは如何様な歌であるのか。


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