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風琴ねずみと夜の電車 一  作者: 倉沢トモエ


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面妖である

 しかしつぶれた王冠一枚に鉛筆五本とは、ずいぶんと篤志家が過ぎはしまいか。

定禅寺博士の正体は鉛筆も買えぬ子供の味方なのか。

 先ほど訪ねて来た黒猫の件などで伺える限りでは、義足を工夫中とは申せど、本業は医術ではなく奇術の界隈に属することは間違いなさそうだ。とにかくあの生首検分が、どう考えても奇術である。誰が首がこしらえものであることを誇って陳列するだろう。

 そうした仕掛け造りを請け負う職業であるとして、ではあのメダル研究の執念はなんであるのか。

 大人二人は首をかしげる。どうも面妖な人物である。

「んだけっとも、そのあたりはまた今度(かだ)って聞かせっぺ。

 んでまづ、ごちそうさんでがした」

 長屋に向って走っていった。方角としてはそのはずだ。

「小英雄は健在だなあ」

 辻氏がつぶやいて、秀真くんもうなずき、ふたりは歩き出した。


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