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風琴ねずみと夜の電車 一  作者: 倉沢トモエ


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53/70

チキンライスはおいしい

 にわか給仕は、皿を何枚もいちどきに運べぬものだから、何度も往復して勤めていた。

「ご苦労さん」

 マサジが生意気を言うと、

「そんなこと、お客は言うもんでねえべ」

 お客に言い返す給仕もあまりなかろう。

「なにっすや、これ、うめえごど」

 ひとくちするなりマサジが声を上げるものだから、厨房に居た大将が、誰にも知られずにっこりしたのは秘密である。

 そうする間によその卓からビーフシチュウとパンの注文が入った。

「まあ、ほんとうにおいしいスープですこと」

 テルオさんのお母様、いつもは食が細いのだが、今宵はこの楽しい雰囲気で匙が進むようだ。何よりうれしいことだった。薄給の事務仕事と内職仕事に追われる彼女には滋養が必要だ。

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