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とある貴族次男の人生  作者: ノリで行こうぜ!
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五話 魔法を使うために

 

「じゃあまたね~先生~」


 僕は見送りの際にそう言ってサラさんが帰るのを見送った。


 後から両親に話を聞くとサラさんは相当謝っていたそうだ。それも両親のほうが大丈夫だからと気を遣うくらい落ち込んでいたそうで…。そんなに気にすることないのに。まぁ、自分が大人で子供を気絶させてしまったらそういう気持ちになるか。それに昨日の一件を両親は知ってた。というか両親のほうから提案したみたい「そんなに心配なら一日中一緒にいてあげたら?」と。


 まぁ、まさか一緒のベッドで寝るとは思わなかったらしいが…。


 お風呂にも一緒に入ったことはバレてない。自分から言うものでもないのでそのまま黙っていた。二人だけの秘密みたいで少し背徳感を感じたよ。ほんの少しだけだよ?


 昼食の後、暇な時間が出来たので魔法の特訓をすることにした。まだ使えないが…。


 瞑想を始める。


 そして意識を深く落とし込む。


 魔素を吸い込むイメージで呼吸をすると魔力を見つけられた。


 どうやら魔力の感覚を掴むのに苦労するのは最初のうちだけのようだ。朝起きてから先生が昨日できなかったところを時間がある限り教えてくれたのだ。


 魔力の感覚を掴むのに初めのほうはかなり苦労するけど、次第に瞑想なしでも魔力を感じ取れるようになるそうだ。じゃあ常に魔力を感じているかと言うとそうではない。自由に切り替えできるようになるからだ。


 他にも色々話を聞いたが、一つだけ驚いたことがある。学園には魔力の認識の補助する魔道具があって、ほとんどの人がそれで魔力を知るということだ。じゃあ初めからそれ使えばいいじゃんと思うだろう。でもこの魔道具にも欠点じゃないけど問題があって。一つ目は、数に限りがあることだ。そもそもこれは古代遺跡から発掘された古代遺物だから数が多くない。それにエネタ共和国が管理するものだからどのくらい売ってもらえるか分からない。だから王国では、この魔道具の販売を禁止しているらしい。実際のところは分からないけど。二つ目はこの補助道具を使うと自分で見つけた人より威力も操作力も落ちるそうだ。 


 雑談はここまでにして置き色々試してみたいと思う。


 魔力をどうにか動かせないか試してみる。


 だが魔力が微量流れているのは分かるがそれをどうにかすることはできない。


 むむむ?あっ!そういえば先生は最初臍の下あたりに意識を向けてみてと言っていた。なにかヒントがあるかも?


 そう思い意識を向けると臍の下あたりには魔力が集まっているのが分かる。大きさは拳大の石ほど。それでも僕の身体を流れている魔力の中で一番大きな塊だ。

 

 動かせるには動かせるがどこかこそばゆい。男性の方ならお分かりになるだろうが○起した棒を上下にピクピク動かすときのあの感じ。ごめんなさい上手く説明できません。強いて言えば自分のモノなのに上手く動かせない感じ。


 他のところにある魔力も動かせないか試してみたがだめだった。


 臍の下あたりにある魔力も少ししか動かせない。


 でもやっていくごとにほんの少しずつ動かせる範囲がでかくなっている気がする。


「フェイ様、そろそろ夕食のお時間ですよ?」


 あっ、いけない。もうそんな時間か。メイドさんに「ありがとね」と言って食堂へ急いだ。


 先生が来るまでにもっと動かせるようになって驚かせたいな~


 よし!頑張るぞ~


 

見切り発車なのでちょくちょく修正していくかもしれません。


しばらく用事があるので更新は滞ることになりそうです。

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