二酸化ケイ素と炭酸カリウム
真夜中の枕上で夢現に書いた詩、パート・フォー。
わたしのこころは、すりがらす
どれほど、こらしてのぞいても
ぼんやりと、かげがうつるだけ
わたしのこころは、すりがらす
なかからそとを、みてみたって
ゆらゆらおぼろに、ゆれるだけ
わたしのこころは、すりがらす
とがったつめで、ひっかいたら
ふかいなおとと、きずができる
わたしのこころは、すりがらす
われものにつき、ちゅういせよ
そざつにさわると、けがするよ
わたしのこころは、すりがらす
かたくつめたく、こおりのよう
たべられないし、とけもしない
わたしのこころは、すりがらす
なみだにぬれた、せつなにだけ
あなたのすがたを、かいまみる
わたしのこころは、すりがらす
むしょくむしゅう、むきぶつで
かんじょうだけは、ゆうきてき
わたしのこころは、すりがらす
わたしのこころは、すりがらす