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短編詩集

二酸化ケイ素と炭酸カリウム

作者: 若松ユウ

真夜中の枕上で夢現に書いた詩、パート・フォー。

わたしのこころは、すりがらす

どれほど、こらしてのぞいても

ぼんやりと、かげがうつるだけ


わたしのこころは、すりがらす

なかからそとを、みてみたって

ゆらゆらおぼろに、ゆれるだけ


わたしのこころは、すりがらす

とがったつめで、ひっかいたら

ふかいなおとと、きずができる


わたしのこころは、すりがらす

われものにつき、ちゅういせよ

そざつにさわると、けがするよ


わたしのこころは、すりがらす

かたくつめたく、こおりのよう

たべられないし、とけもしない


わたしのこころは、すりがらす

なみだにぬれた、せつなにだけ

あなたのすがたを、かいまみる


わたしのこころは、すりがらす

むしょくむしゅう、むきぶつで

かんじょうだけは、ゆうきてき


わたしのこころは、すりがらす

わたしのこころは、すりがらす

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