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オフィスにて・Ⅱ

「_____言い忘れていたが『fiction』は一応秘密組織でね、この組織の存在を知ってしまった人間をそうやすやすと帰す訳には行かないのさ。

それに此処には沢山の情報が集まってくる、君の記憶を取り戻す手掛かりを掴めるかもしれない。」





掴元はそう言って事務所の奥にある部屋に帰っていってしまった。

突然突きつけられた現実に、ただ呆然としていると、


「邪魔。そんな間抜けな顔して事務所のスペースを占領するな。ただでさえ狭いんだ。」

魅華と呼ばれていた女が冷たい目をこちらに向けながら文句を言ってきた。


「あ、あぁ…すみません。でも…僕、どうしていいか分からなくて。」

突然あんな事を言われたのだ、何をしていいかなんて分からない。


「はァ…ボスがアンタを此処に置くって言ったって事は、アンタを雇うって事だ。記憶に関する情報だってボスはただじゃ渡さないと思うしな。」


「雇う…!?って事はあの模倣子とやらと戦えって事ですか!?」

そんなこと出来る訳無いじゃないか。無理に決まっている。


「馬鹿かお前。お前みたいなもやしが現場に居たところで何の役にも立たねえよ、むしろ邪魔だ。」


「え…じゃあ…僕はどうすれば……?…」

戦わなくて良いという事でホッとしたが、まだ安心は出来ない。

危険な職場であることは変わらないのだ。


調査員(・・・)だ。ただひたすらに情報をかき集めろ。」

魅華と呼ばれていた女はそう言った。





それから数時間後─────



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