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愛を叫ぶタイミングは重要

皆様お久しぶりです。

投稿予告から1ヶ月以上開けてしまって申し訳ありません。

ちょっと上司がふざけたまねをしてくれまして、仕事でゴタゴタしつつストレスがマッハで、プライベートは現実逃避して心のバランスを取っていました。

一応、そちら関係は来週の出張で一区切りつくので来月中旬以降は定期的にアップできるようになると思います。


本文に関して

普段に比べると長いです。

新規からの上書きを重ねてチマチマと書いていたら長くなってしまいました。


注意点

下ネタありです。

 コンコン


「シュクさん、おはようございます。話をしに来ました」


「ダイスケかい。こっちは準備できてるから入ってくれ」


 促されるままに、ティアナを連れて扉を開ける。ティアナをシーツ姿のままで宿の中を歩かせるわけにはいかなかったので、ニーナを降ろし直して鎧姿になっている。


「椅子の準備をしたからそこに座っておくれ。さて、何から説明してくれるんだい?」


 事前の会議で今日までの流れを追って説明したほうが変に誤解を受けないだろうと決めていたので、最初から話し始めた。また、最後にお願いしたいこともある。

 ともあれ、まずはこれまでの事を順に語ろう。

 いきなり別の世界に拉致されたこと。

 ろくに戦闘を経験せずに帝国軍の兵士に殺されて復活したこと。

 何とか退けたところで選択肢を与えられここの近くに飛ばされたこと。

 安穏と農業にいそしもうとしたら脅されたこと。

 ハンター登録をしてからしばらくの事はシュクさんも知っているのでその部分は省略した。

 山賊退治後の暴走は濁しつつマルトさんと出会ったことを語るとシュクさんから待ったがかかった。


「マルトさんっていうとティーリスさんの旦那さんかい?私も昔お世話になったんだがちょっと話させてもらいたいんだが?」


 本当の事か確認する意味もあるんだろう。断っても信じてもらえないだろうとマルトさんと肉体の主導権を交換する。


「久しぶりだねシュク。こうして話すのは10年ぶりぐらいかな?」


「マルトさん、なんですか?さっきと口調は違うけど本当にマルトさんなんですか?」


「うん、まぁ信じられないのは無理もないから、ここはひとつ信じられる話をしてあげよう。

 これはとあるハンターのお話なんだけどね。10歳で才能の片鱗を見せ始めた彼女はメキメキと腕を上げて12歳の頃には同じ仕事をするほどに成長したんだ。

 それでとある依頼を一緒に受けた時に、獲物を探していて彼女は穴に落ちてしまった。運が悪いことにその穴はスライム溜まりでね。なんとか助け出した時には装備を全てとかされて、彼女は顔を紅潮させて…」


「ストーップ!わかりました、マルトさんです。間違いなくマルトさんです。信じますから昔の話はやめにしてください」


「あれ、これだけでいいのかい?他にもいろいろ面白いネタがあるんだけどね」


 シュクさんの顔が赤くなっており涙目だ。というかマルトさん相手だと口調が全然違うんだな。マルトさんもシュクさんだと明言してなかったけど、彼女の黒歴史なんだろう。他のネタをと聞いて首をぶんぶんと横に振っている。レアなシュクさんを見れたことに満足して話を進めるためにマルトさんと交代した。


「これで、一応信じてもらえましたか?」


「そうだね、信じるよ。むしろそう言わないとマルトさんに何を暴露されるのか考えるだけで恐ろしい」


 未だ青い顔をしたシュクさんに続きの説明をする。

 ラティアさんのテイミングを手伝いついでにパーティーディセントを試した結果、ラティアさんがスライムと相思相愛になってしまったこと。

 目標を決めようと色々な理の購入リストを漁り飛行船に当たりを着けて金策を考えるようになったこと。

 マルトさん、シュクさんに情報をもらって金蝿を狩りに行き、創造神に準備された遺跡に落ちてティアナを連れ帰ったこと。

 ティアナは降ろす神によって見た目や性格が変化することを説明した。


「何て言うか、今までの事を体験してなかったら二度と関わらないようにする内容だね。

 で、拾って来たって言ってたティアナは創造神の眷族だと。ついでに言えばダイスケもそうだと言うことかい」


「はい、俺については物凄く不快ですが、そういうことになってるようです」


「で、ティアナが降ろす神で外見も中身も変わると。一応理解はできるけど、一回見せてもらいたいね」


 まぁ、確かに説明だけじゃなく、実際に見てもらうのが一番なんだが問題がある。


「シュクさん、見せるのは構わないんですがティアナは降ろし神を解除すると全裸になってしまいます。それと降ろし神の性格に似た性格になるんですが、微妙に違うのでどうなるかわからないんです」


「そうなのかい。でも全裸に関してはダイスケが部屋から出てれば大丈夫じゃないのかい?あたしは女同士でどうこうするつもりもないし、性格に関してはなるべく大人しそうな性格の降ろし神にすればいいだろ?」


 確かに言われる通りだ。周りに変態しかいないからシュクさんがノーマルだってことを忘れていた。

 いや、ノーマルだよな?今まで見た限りでだけど。


「わかりました。じゃあ、俺が出てからティアナの降ろし神を解除するんで、素のティアナと話が終わったら言って下さい。別の降ろし神を降ろします。

 ティアナ、そう言うことだからこの場に残っててくれ」


「ふん、わかりました。自分の手に負えないからとお姉さまに丸投げするんですね。さすがヘタレ大輔です」


「いやお前、話聞いてだろう。てか、いつの間にシュクさんがお姉さまになったんだよ。なによりそれ、わざとやってるよな?知ってるけど」


「何を言っているのやら…。私は例え二人係でも屈したり等しませんから。何処からでもかかってきなさい!」


 ダメだ。会話が成立しねぇ。このまま続けても話が進まないので放置して部屋をでた。

 部屋を出てシュクさんに扉越しに声をかけてからティアナの降ろし神を解除する。ティアナに関しては放置を続行だ。

 しばらくは部屋の中からボソボソと話し声が聞こえていたが、シュクさんから「ダイスケ、降ろしてくれ」と声をかけられて予め決めていたリュースをティアナに降ろす。

 リュースはパレイア戦記に登場する内気なアコライトというテンプレキャラクターだ。更に言うと後から使える回復職が増えるため、忘れ去られてエンディングで「あぁ、そいえばいたなぁ…このキャラ」とか言われるレベルの影の薄さである。

 ともあれ、内気で影が薄いと言うことは自己主張がかなり控えめだと言うことだ。俺が受ける精神的ダメージから考えてもベストと思える選択だった。

 マルトさんと雑談しつつ、リュースを降ろして数分が経過した。


「ダイスケ、入ってきて良いぞ」


 どうやら確認できたようだ。特に意識せず扉を開けてなかに入った。


 シュルッ


「っな」


「えっ?」


(ん?)


 ティアナが電光石火の脱衣から目にも止まらぬ早さでこちらの胸に飛び込んでくる。


「ダイスケさん。子種を下さい」


「はぁっ!?」


「何言ってんだい!?」


(ずいぶん大胆だね)


 訳がわからないが、視線をシュクさんに固定しておく。色々と柔らかい感触がするが考えてはいけない。俺の中の獣がアップを始めてしまうからだ。


「シュクさん、一体、何がどうしてこうなったんですか?」


「いや、あたしも訳がわからないよ。さっきまで普通に会話してたんだからね」


(で、ティアナちゃんは何でそんなことしてるんだい?)


「はっ。すみません、はしたないことをしてしまって…。でもダイスケさん。子種を下さい。ギブミースペルマ!」


「おいまて落ち着け。台詞の前後が噛み合ってないぞ。しかも最後はキャラ崩壊してるだろうが」


「大丈夫です。さぁ、熱い迸りを私の中にカマーン!」


「しつけえ!そしてとりあえず黙れ」


 収集がつかなくなりそうなのでティアナからリュースを解除する。


「あー、ダイスケ。そういうことするなら部屋に帰ってからやってくれないか?」


 リュースを解除しても全裸から全裸に移行したので見た目が変わっておらず、シュクさんは誤解してしまったようだ。


「いや、とりあえず降ろし神は解除したので大丈夫です。もう確認するまでも無いかもしれませんが、一応これでティアナに関しては分かってもらえましたか?」


「あ、ああ。そこは問題ないよ。いや問題だらけだがどうにかできるもんなのかい?」


「多分無理ですね。ティアナのデフォルトが自我が薄くて従順で、恐らくですが創造神が楽しむためにそっち方向にだけ積極的になるように操作されている気がします。だからどの降ろし神を降ろしても設定された性格が歪まされて出てきてしまうんじゃないかと思います」


「はぁ、創造神てのは随分とふざけた奴なんだね。ダイスケの話にあったように邪神と言われても違和感がないよ」


「兎も角、話を戻しましょう。これまでの事は話をしたので、これからに関してですが、お金を稼いで飛行船を買います。世界を旅して、色々な事を試しつつあの邪神を討伐する手段は無いか探します。

 それで、シュクさんにお願いしたいのは一緒に来て欲しいんです。俺の周りに今の世界を知っている人がいない。ハンターの常識にしてもマルトさんの生きていた時代から変わっている部分もある。金蝿の森にいた黒い霧が良い例です。だからシュクさんの強さと知識を俺に頼らせてくれませんか?」


「話を聞くだけだと思ったら、そうきたかい。悪いがそう簡単に着いてってやるとは言えないよ。ここには思いでも大切な友もあるし、立場だってあるんだ。プロポーズならいざ知らず、案内人としての意味合いが強い勧誘に頷く事は難しいね」


「あ、いやシュクさんの事は魅力的だと思っていますが、てっきりシュクさんはその手の話題は避けてる物かと思っていたので…」


「おいおい、それじゃまるであたしに気があるみたいじゃないか」


「無いと言えば嘘になります」


 「む」と言ったきりシュクさんは少し赤くなって俯いてしまった。

 畳み掛けるなら今しかない!


「シュクさん、いや、シュク!俺に着いてきてくれないか?」



「考えさせておくれ」


 そういって俺たちは部屋から閉め出されてしまった。

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