スコーピオン
「ここは・・・?」
「セドノイドヘようこそ」
セドノイド、、、そこは巨大な地下帝国だった。
中央に大きな広間、それを囲うように作られたたくさんの部屋。周りには大きなチューブが地上に繋がれている。おそらくエレベーター的な物だろう。
「あのチューブってエレベーター的な感じですか?」
「ああ、そうだ。ほぼ全国のマンホールに繋がっている」
「え、じゃあこの施設にくるためにはマンホールに入んなきゃいけないってことですか?」
「そうだな」
「汚いですね」
「最初は俺だってそう思ってた。よし、ついたぞ」
そこには
『901ゴリオン』
と書かれていた。
「ここは?」
「俺の部屋だ」
ゴリオンって言うんだ。外国の方なのかな?
ゴリオンはピストルからマガジンを抜き、机にそっと置いた。
「それは本物ですか?」
「ピストルのことか?これは本物だ。お前もいずれ自分のピストルを持つことになるだろう」
ピストルを、、、
「お前をここに呼んだ理由について話そう」
重い空気が流れる。
「まぁ座れ。酒でも出そう」
「俺未成年です」
「セドノイドに来たからには年齢なんて関係ない。身分証なんていくらでも作れるからな。今の日本は情報しか見ない。情報が全てだと思い込んでる奴しかいないからな」
「じゃあ、いただきます」
本当に飲んでいいのかはおいといて、前から飲んでみたかったので躊躇なく飲む。
「おぉいい飲みっぷりだな!未成年とは思えない!」
まずい、少しクラクラしてきた。
「ゴリオンさん!また未成年にお酒飲ませたんですか!ダメって言ったじゃないですか!」
ドアから1人の女性が入ってきた。
「こいつは俺の弟子の、、、そういえば名前はなんて言うんだ?」
「ちh、、、」
「ストップ!」
食い気味に女性が叫ぶ。
「ここでは誰にも本名を言ってはいけない。秘密の組織だからね。もしもの時のためにプライベートは一切持ち込まないこと。わかった?」
少し可愛いと思ってしまった自分がいた。
「なんて名乗ればいいんですか?」
「自分の好きな単語とかかな?例えば私はシャドウ。由来は影のように忍び込み、影のように殺し、影のようにいなくなる。みたいな感じかな」
なるほど、好きな単語、、、
「オルデュールとかどうですか?」
「意味はなんていうの?」
「フランス語で『ゴミ』です」
「それでいいんだったら登録してくるわよ」
「嘘です嘘です!」
なんかないか?
俺は部屋中を見渡す。するとサソリのおもちゃと目があった。
「スコーピオン!スコーピオンとかどうです?」
「いいと思うわよ。サソリ好きなの?」
別に好きってわけじゃないけど。
「はい。好きです」
「シャドウ、俺の一番弟子を紹介しよう。スコーピオンだ」
「よろしく!スコーピオン」
「よ、よろしくお願いします!」




