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俺が上でこいつが下

「今日から皆さんは中学生です」

出た出た、校長の話ね

こ〜れが長いんだ。

何回も何回もおんなじこと言ってさ、ここでテロリストがきたら俺が全員返り討ちにするみたいな妄想してないと精神持たないっての。

「では今日から素晴らしい学校生活を楽しんでください」

あ、終わっちゃった。

その後俺たちはワークスペースへ行き、クラスの確認をする。

俺のクラスは、、、

くそだ。

朝のヤンキー二人組もいるし、美久もいる。

一年だ、一年の辛抱。

「ちひろ〜同じクラスだね〜」

美久は俺の肩を揺さぶってくる。

「あれ?2人とも付き合ってんのぉ?」

あぁめんどくさい、まぁ確かにこんなイケメンと女の子が話してたら勘違いもされるか。

「あんなかわいい子が地味男と付き合うわけねぇよ!」

そうそうこんな可愛い、、、は?!俺が下だと思われてんの?!

「君たちは少し勘違いをしているようだ」

こういうやつらは俺が正していかないとな。

「まず俺は美久とはそういう関係ではない。それにこいつが可愛いんじゃなく、俺がイケメンなんだ!」

クラスに、いや学校に南極よりも冷たい風が流れた。

「美久ちゃん、今度デート行こうよ」

今度は誰だ?くっ、例のヤンキーか。

「お誘いありがとうございます。で、でも、ちh、、、好きな人がいるので」

明らかに嫌がってんじゃねぇか。ってか美久好きな人いたんだ。今度誰か聞こう。

「いいじゃんいいじゃん遊び行こーよ」

ヤンキー1は美久の手を強引に引っ張り、どこかに連れて行こうとしている。

ヤンキー2は文字通り1の金魚の糞だ。さっきから意見が通ってない。

「ちひろ助けてよぉ」

その瞬間俺の手はヤンキー1の腕を掴んでいた。

「離してください、、、」

正直怖い。喧嘩なんてした事ないし、ヤンキーなんて生物とは関わったことのない人生を生きてきたんだ。

「あ?お前の女じゃないんだろ?」

でもこんな土壇場でそんなことなんか関係ないんじゃないか?

「なんか言えよチビ!」

「み、美久は俺の彼女だ」

は?俺今何言ったんだ?彼女?まぁこの場を凌ぐにはいい嘘ではあるが、、、

「なぁんだ付き合ってたのかよ、美久ちゃん大切にしろよ」

あれ?こいついいやつなのか?

「た、大切にします」

あとで美久に謝ろう。

「美久、図書室にいかないか?」

「う、うん」

よし!話を合わせてくれた。

これは冗談だからな?本気にすんなよ

「ちひろ危ない!」

ん?何が危ないんだ?

後ろを向くとヤンキー1がちひろに向かって強烈な左フックをかました。だがそれに気づいたちひろは瞬時に足の関節を外す判断をして間一髪で避けることに成功する。

「危なかったぁ」

これは常人に真似できる技ではない。人並外れた反射神経と判断能力、そして何よりその冷静さ。ちひろには、本人はまだ気づいていない何かがあった。

「あんま関節外したくないんだけどなぁ、戻すのめんどくさいんだよ」

「ちひろ、あんたどうやったの、、、」

どうやったって言われてもなぁ。

「感覚、、、みたいな?」

するとクラスに歓声の渦が巻き起こった。

「君たちパンチが遅すぎるよ」

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