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入学式と幼馴染

「にいにい、もう朝だよ!」

俺の1日は目覚まし時計という名の弟の声から始まる。

二段ベットから降り、眠い目をこすりながらトイレに行き、おしっこをすませ、手を洗いリビングへ行く。リビングには弟、妹、姉、まま、パパがいる。

全員に挨拶をすませ朝食を食べる。なんもない1日の始まりだ。

「今日入学式頑張ってね」

そうそう俺は今日入学式、、、って、え?!

「今日入学式だっけ?!」

おいおい待て待て、なんも準備してねぇぞ?!

「何分から?」

「8時半からだから8時に出たらいいんじゃない?」

今7時15分、、、ってことはあと45分!

俺は急いで制服に着替え、寝癖を治し、荷物をリュックに入れ、家族で記念写真を撮る。

そんなことをしていたらもう8時だ。もう学校に向かってもいい頃だな。

俺の学校生活はそんな感じで始まった。

「あぁあ彼女作れるかなぁ」

「お前には出来ねぇよ」

すごい怖い顔のヤンキーが大声で登校してる。迷惑なの気づけよなぁ。

「登校時間くらい静かに出来ねぇのかよ」

「あぁ?なんか言ったか?ゴミが」

「ゴミはお前らだろ」

「なんだと?こら」

「かかってこいよ」

そういい、ボコボコにする。

っていう妄想をしつつ歩いていたら、後ろから俺を呼ぶ声が聞こえてきた。

「ちひろ〜ちひろ〜!」

幼馴染の美久だ。黒髪ロングで一般的には可愛い部類だろう。まぁ俺も可愛いと思うことはあるが、全くタイプではない。俺は白髪のボブがタイプということもあるが何よりキックボクシングをやっていて

「怖い」

「え〜何何?何が怖いの?」

すんごい煽るような声で言ってきてるな。

「ちひろってさ、本当に怖がりだよね。もう中学生だからそういうのも直していかないとモテないぞ!」

「うるさいなぁ」

っていうか制服かわいいな、、、

「何ジロジロ見てんの?モテないぞ」

「ジロジロ見てない!あと彼女いるし!」

もちろん彼女なんていない。でも嘘つかなかったら精神的にやっていけない。

「え、彼女いるの?」

信じたから貫き通すか。

「当たり前だろ」

「い、いやそんなわけ!ちひろに彼女なんているわけない!」

何ムキになってんだよ。

「みくも彼氏いないだろ?そんなんじゃ」

すると右から回し蹴りが飛んでくる。それをスっと避けるとジャブが飛んでくるのでそれも軽いステップで避け続ける。もうこいつの攻撃パターンは全部読めるし、もし違う攻撃が来ても避けるのは容易い。

銃弾のような攻撃を避けた後

「ぷっ。わっはっはっはっは!」

2人で大爆笑。さっきのヤンキーよりも迷惑?そんなの知らん。

「おい待て!車を止めろ!」

そんなことを考えていると警察がカーチェイスをしていた。

バンバン!

「発砲!?かっけぇ」

小さい頃から映画好きの俺は’’カーチェイス’’や’’銃’’という単語が好きすぎる!!

「どうした?ちひろ遅れるよ?」

「あぁうん」

俺たちは急いで学校に向かう。

「ネクタイ斜めになってるよ、直してあげる」

いくら嫌いな幼馴染だからって女の子にかわりない。ドキドキする。

「何顔赤くなってんのよ、、、」

なんかこいつも照れてる気がするけどそんなことねえか。

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