命の大切さ
「ねぇねぇちひろ!カラオケ行こうよ!」
こいつは最近仲良くなった鮎川藻、いいやつだ。知らない君たちに説明すると、俺がヤンキーたちの攻撃を避けた時に「さっきの僕にも教えてよ!」って言ってきたやつ。あ、思い出した?よかったよかった!
「俺らもいきたいな!な?栗田!」
うお、久しぶりの登場。こいつらは覚えてる?そうそう!俺をボコしたやつ、、、
水西は俺の方に手をまわす。
「まだ肩組むほど仲良くないだろ」
「あ?水クセェな、チビ!」
ドンっ
水西はちひろに腹パンをする。
イタっ、鳩尾入ったぞ!
『腹部に大ダメージが入りました』
「わかってらぁ」
「あ?」
「いや、なんでもないよ、あはは」
クソが、いっそ電撃くらわしたろか?
こいつらはわかんないんだよ!
俺がついこの前バカでかい熊と戦ったことをな!
俺が本気を出せばこいつらに土下座させることだってできるのにな、、、
よし、電撃行くか。
『それは推奨しません、訓練を受けていない人間は即死する可能性が高いです』
わかってるよ、今のは冗談!
『そ、そうですか。すみません』
俺はそんな怖いこと考えませんよ。
これでも命の大切さはわかってるつもりですよ
【スコーピオン聞こえるか?】
ゴリオンさんだ。
どうしたんだろ授業中なのに、、、
「はい、聞こえます」
なんだろう。
【新しい情報が入った。今から行けるか?】
「どこにっすか?」
【職員室の奥、校長室だ。そこに何か隠されている可能性がある】
職員室?今は授業中だぞ?そんなとこ行って見つかったらどうなる?もしクリーガーに見つかったら?それこそ即死する可能性高くないか?
「まぁ行くしかないか、、、」
「どうしました?」
「あ、、、先生、トイレ行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい」
俺はトイレを通り過ぎ、2階、3階へと登っていく。
今は授業中だから先生は少ない。
だからといって大胆な行動はだめだ。
人が少ないからといっていないわけではない。
慎重にいけちひろ。
「職員室は、、、一番奥のとこか」
誰にも会わなきゃいいが、、、
俺は音をなるべく立てないよう、歩いていた。すると
「今は授業中ですよ」
あっさり見つかった。まぁ言い訳をしてもいいが、、、
「すみません先生、このシャーペンが落ちていて、職員室に届けようと思いまして、、、」
俺はゆっくり先生に近づく。
この先生は国語の塩先生だ。年配の方で、怒られたら怖いイメージがある。
あまり話したことはないがこれを使おう。
「シャーペン?」
先生がシャーペンに手を伸ばそうとした時、、、
プスッ
先生は足から崩れ落ちていく。
「あ、これシャーペン型の麻酔銃でした!すみませんね!うへへへ」
そう、これは昨日ゴリオンさんにもらったスパイ道具!アスティージャ!なんとこの商品、ただの麻酔銃ではないんですよね!このノックボタン、押してみてください!ええ。そこです!そこです!うわ!危ないですよ!僕に向けないでくださいね!これ、最大で、320kmもの速さが出るんです!くしゃみと同じですね!ははっ!しかも効果は抜群!一発で赤竜も眠らせることができます!ん?わからない?まぁこの世界の生物でなくとも絶対眠るんですよ!だからまぁ最強ってことです!この麻酔銃なんと今なら、、、
「おい!何をしている!」
うお!まずい!
俺は弾を装填し、対象目掛け、アスティージャを放つ。
あ!そうそう、これ、一発一発リロードしないといけないのが欠点なんですよね〜
あかんあかん、商品紹介はここまでだ。
俺は寝ている二人を引きずり、倉庫へと運ぶ。
「俺は学ぶ男なのだ」
ってかこれ大丈夫なのか?
麻酔っていったってこの人60歳超えてるだろ?もしかしたら死んでんじゃないか?
『脈はあるので、大丈夫かと』
「え?シエルさん俺のこと好きなの?うへへへ」
『・・・』
照れ、、、てる?
「じょ、冗談ですよ?」
気まずい空気のなか、アスティージャに弾を込め、倉庫から出る。




