絶体絶命
どこだ?確かここら辺に、、、
俺の足元には大きな足跡があった。
「シエルさん?」
『比較的新しいものです』
新しい、、、ってことはこの足跡辿っていけば猪が?
『その可能性は高いです』
「脳内まで干渉すんのやめてよ」
『すみません、以後気をつけます』
この先にいるかはわからない。さっき一瞬見えただけだ。でも猪の首を持っていって、シャドウさんとディナーするんだ!
「シャドウさん!今日の夜ご飯は猪のシチューです!」
【スコーピオン!聞こえるか!】
ゴリオンさんからだ。
「聞こえます」
【手遅れだった。家族は皆殺し、それにクマはいなくなってた】
最悪な想像が頭によぎる。
「たかとくんの血を辿って、こっちに、、、」
【「向かってる」】
【この距離じゃ俺の足でも追いつかない!その少年を死んでも護衛しろ!】
まずい!戻らなきゃ!
ちひろは急いで振り向く、するとそこには3mを超える血まみれの熊が鼻息を荒くして立っていた。
こいつだ、、、こいつがたかと君の家族を、、、まずい、、、足がすくんで、、、
『心拍数上昇、非常に恐怖を感じています。呼吸を整えてください』
腰が抜けた!だめだ!死ぬ!
熊はちひろに右手を全力で叩きつける。
俺は咄嗟にワスプインジェクターナイフを両足で固定し、ボタンを押す。
「最大出力!Co2噴射!」
プシュー
避けた!間一髪!
動け!動け動け!足!!
俺はナイフを先っちょだけ尻に刺す。
「くっ」
痛みで恐怖をかき消す。
昔見たことある。お尻は肉が分厚いから致命傷にはならないし、失血多量で死ぬことは少ない!
よし!動ける!俺は腰のピストルを手に取り、五発発砲する。
バンバンバンバンバン
倒れたか?
熊は勢いよく後ろに倒れる。
倒せた、、、訳ないよな!
「ヴおおおおおお!」
そりゃそうだ、なんてったって非殺傷弾!
「こりゃあれだろ?アニメで言う、、、絶・体・絶・命!」




