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第二幕十一話

「第一回戦、ロージェン対フィッシュ。」


フィッシュだからって魚族ではないだろう。魚族は水の中でしか暮らせないからな。相手がどんな感じだろうか想像しながら、入場した。


「おーっと、これはなんと魚族のフィッシュは……水槽に入ってるぅぅぅぅ。」


は……?フィッシュは一応、剣を持っているようだが、どうやって攻撃する気なんだ?それに……魚族って可愛いマーメイドみたいなのを期待していたのに……男かよ。


「さて、これは有りなのか?まあ、面倒だから有りとします。それでは、開始。」


フィッシュが入っている水槽は全面が囲われていて、上から入ることもできそうにない。


「おっと、ロージェン選手は歩いて水槽に向かった。余裕が見えている。」


とりあえず、水槽の材質を調べないと攻略方法は分からない。それに、フィッシュはどうやって攻撃する気な……


「なんと、水槽から刃が飛び出してきた。しかし、ロージェン選手は身体を反り返らせて避けたぁ。これは、フィッシュ選手の攻撃はすり抜け魔法によるものと思われます。」


「人族ごときが、俺に攻撃は当てれない。」


「あっそ。」


キモイおじさんの顔をしたさかなにこんなことを言われたら、ムカつくのも当然だ。ありったけの魔力を剣にこめて水槽を粉々にした。フィッシュは目が飛出て失神した。


「勝者、ロージェンーーーーー。相手に攻撃を当てずに勝ちました。というか、自爆しました。しかし、あの水槽をぶち壊す力には期待ができますね。」


フィッシュは大会運営に急いで水場へと搬送してもらったそうだ。俺はヘスティアたちの所に一旦戻った。


「お疲れ様です。ですが、マーメイドを期待していたのは残念です。私がいるじゃないですか。」


「私もいる。」


「いや、ティナまでのらなくていいから。」


剣術大会にはなんと、一二八人もエントリーされているようでかなり大規模だ。合計七試合くらいありそうだ。


「ティナの相手はエルフですね。」


「ん、余裕。」


剣歴三週間の筈のティナは自信に満ち溢れている。しかもヘスティアはそれに満足そうに頷いている。





「次の試合は、ティナ対メエロ。一回戦最後の試合です。」


ティナとキモイおじさんエルフが入場した。ってか、この大会はキモイおじさんが多すぎだろ!


「お嬢ちゃん、可愛らしい下着をつけてるね。」


ティナの肩がぴくりと跳ねる。図星だったのだろうか。


「おーっと、これはメエロ、いきなりセクハラ発言だ。」


ていうか、なんで見えてんの?


「あの方、身体をロージェンのホクロの数くらいに当分してあげましょうか。」


「何故俺のホクロの数を知っている。」


「簡単ですよ。私とメエロは透視魔法を使っているに過ぎません。」


過ぎません、って内容じゃないだろ。


「てか、透視魔法って適性があれば誰でも使えるのか?」


「いえ、そこまで便利な能力ではありませんよ。通常、魔力が高くないとそこまで高度な透視は使えませんよ。」


てことは、メエロは相当な魔力の持ち主ってことか……?


「魔法は魔力が高いほど強くなるのは当然ですが、メエロの魔力はそこまで高くありません。彼は一途の契約を結んだんですよ。」


一途の契約?


「ええ、一つの魔法を完璧に使えるようにするために、他の全てを使えなくする契約です。使う人の大半はバカですね。」


ってことはメエロは雑魚みたいだ。


「これなら、ティナは簡単に勝てそうだね。」


「そうですねえ。」


「お嬢ちゃん、可愛い身体をしてるね。お、こんな所にホク……うわぁぁぁあ。」


「何が起こったのでしょう、一瞬でメエロ選手の両目が抉られてしまいました。ティナ選手の剣は血まみれです。」


「死ね。」


ティナは小声かつ、最大限に憎しみを込めてメエロに言った。小さな足音をたてて、少しずつ近づいてくるシュガに怯えている様子だ。


「ぎ……ギブアップ。」


「メエロ選手、降参したぁ。勝者はティナーーー。」


メエロは治癒魔法を使ってもらって、両目の回復をしていた。それを見て、殺しに行こうとしているティナを止めるのはかなり大変だった。

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