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ラスティエイル  作者: おはぎ
1/5

第一話 戦闘訓練

ここはかつて美しい花たちが咲き誇っていた町、フラワ。


それは三年前の事だった。


「ぎゃあああああっ!」


「いやあああああ!」


世界は謎の災害によって滅亡してしまった。


そこで運良く生き残った者たちが、世界を創り直すため“楽園”と呼ばれる場所に集まった。




[フニャ子]「本当に男子と女子で住んでる所違うの?」


[モンテフィーヌ]「そう、違いますわ。」


上がフニャ子で、下がモンテフィーヌ。


[レオン]「これ、誕生日プレゼント」


[はな]「わぁ…ありがとうございます!」


上がレオンで、下がハナ。


[セリア]「誕生日おめでとうございます。」


[ゴンザレス]「ハッピーバースデーはなちゃん!」


上がセリアで、下がゴンザレス。


あっ、私の名前はエリンだよ。


[レオン]「今日も掃除に行きますかー」


彼女らは死ぬまで戦わなければならない。


何故かと言うと、戦う為に集められたからだ。


どんなに辛くともその使命から逃れる事は出来ない。




~ハナ~

私は、双海はな。


私は小さな町で暮らしていた。


皆と比べるとあまり裕福じゃなかったけれど、皆が居てくれたからすごく幸せだった。


なのに、あの災害に全てを奪われた。


楽しかった日々も、皆も、全て。



だけど、このままで終われない。


この戦いが終われば、楽しい暮らしが戻って来るかも知れないから。




[はな]「ゴーレムが一匹…ゴーレムが二匹…」


[レオン]「急にどうした、頭打ったか?」


[はな]「誰かがこうしたら落ち着くって言ってました。」


[レオン]「絶対あいつだな…」


これはいつもの光景。


[フニャ子]「助けてぇ!怖いよぉぉぉぉお!」


[セリア]「あなた本気出したら強いでしょ…」


これもいつもの光景。


[ゴンザレス]「………」


[モンテフィーヌ]「あらあら、暗い顔をなさってどうされましたの?」


これはおかしい。


[ゴンザレス]「さっきサクラ街で牛に乗った宇宙人に無視されたの…」


[モンテフィーヌ]「わたくしツッコミは苦手ですの。」


やっぱりいつもの光景だった。



「皆集まろー」


「今から戦闘訓練を行います。」


戦闘か、ちょっと自信あるな。


[レオン]「何読んでんの?」


[ゴンザレス]「新感覚奇怪ミステリー・蔵野影子ときのこの謎。」


実は私も読んだ事あるんだよね…


[レオン]「おー。今度貸して。」


「何してんだお前!その本は没収だ!」


[ゴンザレス]「あーっ!あたいの1980円がーっ!」


[レオン]「薄いのにそんな値段したのか。もしかして全部カラー?」


全部カラーだから、すごい値段。


「ゴンザレスとエリン、来なさい。」


うわあ、よりにもよってゴンザレスが相手に…


「ルールは簡単。二人で戦って、相手が起き上がれなくなれば勝ちです。」


[ゴンザレス]「行くよ!スーパートリプル回転蹴り!」


ゴンザレスが時速23キロの速さで飛んでくる。


だが、エリンがそれを避け、ゴンザレスをふっとばした。


[ゴンザレス]「くっ…やるわね…」


[ゴンザレス]「でも、本番はこれから………」


ゴンザレスが立ち上がると、エリンが凄い怖い顔で見ていた。


[ゴンザレス]「ひっ!でもそんなの効かないわよ…!」


ゴンザレスが凄い震えている。


[セリア]「凄い効いてますね。」


[フニャ子]「凄いね。」


ゴンザレスは怖すぎて倒れた。


「エリンの勝ち」


やった…勝った!


ちなみに戦ってる間は無心でした。


[ゴンザレス]「あ…レオン」


[レオン]「今日勝ったら夜中、一緒に焼肉弁当注文しようって言ってたよな。」


[ゴンザレス]「ごめん…」


なんだか可哀想だ。


[レオン]「勝ったから注文しよう。」


[ゴンザレス]「え?勝ってないけど…」


今日の夕食何にしよう。


[レオン]「君の頑張りは、他の誰よりも勝ってたよ。」


[ゴンザレス]「レオン…!」


そうだ、味噌カツにしよう!


[ゴンザレス]「ありがとう…本当にありがとう…!」


いや、ノーマルカツがいいかな。


[レオン]「そうかそうか、そんなに焼肉弁当食べたかったのか。」


いやいや、ここはやっぱりカレーでしょ!


[レオン](なんかカレー食べたくなってきた…)








[フニャ子]「このスペースは何?」


[レオン]「新感覚奇怪ミステリー・蔵野影子ときのこの謎を載せようとしたけど、入らなかった。」


[フニャ子]「次回に載せたらどう?」


[レオン]「いや、読んでないから内容が分からない。」

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