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海に海水が有る限り

 昼食も終り今は

 馬車?蜘蛛車?輸送車?の

 改造をしている。


 振動を緩和する?

 サスペンションの

 機構とかを全く知らないけど

 振動を緩和する工夫を

 自分なりにしてみようか


 まずは車輪

 電車や汽車のように

 台車方式にしてみるか


 客室をコンテナみたいにして

 台車から何本かの軸を立てる

 軸の回りにバネを巻く

 これで台車から客室への

 振動は相当緩和するはず


 コンテナひとつに対し

 車輪4つの台車を二台

 つまり車輪8つで

 馬車を支える


 車輪もアラクネシルクの

 採用により

 開拓地で不要になった

 布地を再利用する


 鉄の車輪に

 布を巻き樹液を塗り

 布を巻き樹液を塗る

 何重も繰り返し塗る


 樹液・布・空気・

 樹液・布・空気の

 層を車輪に幾重にも作る

 大外に猪の皮を巻き

 アラクネの糸で

 纏めて縫い止める。


 ゴムが無いので

 布と樹液と猪の皮

 で工夫してみた


 軸と軸受けの間には

 菜の花の種から抽出した

 菜種油を摩擦力軽減の為

 機械油の代用として

 一先ず採用してみた

 ダメなら

 猪の油に変えてみるつもり


 客室部分は

 フレームを鉄でつくり

 金網をサイドにはり

 横からの衝撃に備えている


 横と後部は

 見晴らしを良くして

 襲撃を受け難いように

 最低限の柱だけにしている


 冬はもっと防風防寒用に

 板でも張ろうか


 屋根は鉄のフレーム

 鉄メッシュの屋根の上に

 布地の再利用で

 樹液で防水仕様にした。


 鉄メッシュの間に

 樹液を塗った布地を

 挟み込むことにより

 防水性と防火性の二つを

 両立させた


 樹液は確かに

 植物性で

 乾くと燃え易いが

 布地が燃えても

 鉄が冷たいままだと

 温度差により

 熱は伝わりにくくなる

 それに着火温度まで

 温度が上がらないと

 物は燃えない


 アラクネの糸で

 保護してあるから

 火矢も効かず

 魔法がまず利かないけども


 まぁ、すぐに火は消せるし

 問題無いんだけどね。


 座席は左右4列

 前後10列

 40人まで乗れる

 向こうの世界の

 バス程度の大きさにした。


 今までが

 14~6人乗りだったから

 積載人数が

 2.5倍~3倍ってとこか


 軍曹に試しに牽いてもらった

 イケるようだ

 ウルとルフに牽いてもらった

 イケるようだ

 太郎丸次郎丸もイケるようだ

 スパとパイでもイケるようだ


 んーサークルトルに

 アラクネーズか?

 ト○ブる未来しか見えない


「えーっと、軍曹ってアラクネになったけど、今もまだ小さくなれるの?」


「えーっとそうですね、試してみますね。あ、はい小さくなれますね」


「スパとパイは?」


「んーだめですのー」「ですのー」


「大きさが自分たちの自由に出来るまで、留守番組なーごめんナー」


「殿ー私達の中でその話はもうついておりますので、お気遣いは無用です、大丈夫ですー。」


「あ?そうなの?話がついてるならそれで良いか。」


 あとはウルとルフ

 太郎丸次郎丸だが

 グループ分けをどうしよう

 試しにウルと太郎丸

 で牽かせてみる


 ステータス差が有るせいか

 どうやらスピード差が出る


「ウル?ステータスはウルの方が上なんだから、ウルが抑えてあげてみて?そうだな太郎丸の方にリズムを合わせてみてもらえる?」


 リズム感や絶対リズム感の

 リズム感的なスキルが

 利いているのか

 歩幅かほぼ一緒だからか

 リズムが合えば

 大丈夫のようだ

 ウルと太郎丸体格差

 そんなに無いしな


 ルフと次郎丸も

 リズム感を合わせて

 大丈夫のようだ。

 やっぱスキルってすげー


 最初から合わないのは

 やっぱり意識しないと

 スキルが作動しないのか

 それとも何よりも

 速く走りたい

 犬としていや

 狼としてのさがなのか

 業なのか本能なのか


 開拓団員のみなさんに

 座席に座って貰って

 座り心地も試してもらった。


「良いですねー」


「揺れや振動が、ほとんど感じられません」


「座席の猪の毛皮がフワフワですね」


 中にアラクネの糸が入った

 特別シートだもの


「旦那ーこれも売れますよーきっと」


「あー、お金に困ったら商業ギルドにでも出すか」


 アラクネの糸が貴重品なんだから

 まずそこが入手困難だろうね

 綿か布を中に入れるか

 代用品を仕入れてこないと


 塩田候補地の海辺まで

 皆を載せて

 蜘蛛バス試乗会だ。


 俺はアラクネゴーレムになった

 軍曹に抱きついている

 今まで軍曹の頭の上が

 指定席だったからな

 フェンは頬を膨らませて

 軍曹の腹部に載っている


 街中ではウル達でも

 大丈夫なのだろうが

 流石に長距離は無理かな

 軍曹もパワーアップしたのか

 航続スピードが上がっている


「軍曹?前に比べてなんか運転スピード上がってない?」


「そうですねー殿に改造していただいたお陰でしょうか、前に比べて楽に自然に、パワーが上がりスピードが出せている感じですね。後ろのみなさんは酔ったりしてません?乗り心地の方は大丈夫ですか?」


「おう、皆大丈夫?酔ったりしてない?」


「はい?酔うんですか?私達はお酒なんか昼間っから呑んでませんよ?」


「あー酒酔いじゃなくて、車酔い?馬車酔い?」


「馬車に乗って酔うんですか?馬車ってほとんど乗った事無い。あれ?サークルトルに売られて来たとき位かな?魔法か薬?で眠らされて、それどころではなかったような。あとはここに連れてこられた時位かな?」


「あー、どちらから来たか分からないようにするため?逃げられないようにか。まぁ良いか。気分悪くない?大丈夫ぽいな。ステータスを上げてるからかな。って言うか、軍曹はなんで車酔いって知ってるんだ?」


「そう言えばそうですねー??」


 ラクネさんも知らないはずの

 あちらの世界の

 ブラジャーとか

 下着とかを知ってたし

 魔物の魔石に魔力を込める際に

 情報のリンクや

 知識の伝達でも起こっているのか?

 謎だ


 海岸に到達する。


「ここにいつか塩を作る塩田を作るからなー」


「エンデン?エンデンって何ですか?」


「あー、えーっと、そうだなー、そこの海水嘗めてみて」


「はい。うわっペッペッ、塩辛いです」


「塩辛いだろ?なんで塩辛いかと言うと、海水に塩が混ざっているからなの。」


「そうなんですか?」


「うん。それで海水をお日様の光に当てたり、煮出してやると、こんなに白い塩が出来る。」


 海水から塩を分ける


「あー、旦那がお金持ってる訳だ。なるほどねー」


「塩って岩塩からしか取れないと思ってました。海は大きな魔物なんかがいて危ないって聞いてましたし。」


「そうだなー。でもねこうやって海の水を引き込んで、こうやってプールに水を貯めて、何度も乾かす段階を経て、海の水を濃くさせる。濃くなった海水を煮詰めて、水を蒸発させて天然塩を作る。これが基本的な海水からの塩の作り方になるな」


 こうやってと言う度に

 魔法で黒色の岩場の

 磯辺の岩などを柔らかくし

 プールやら水路を作りながら

 塩田を作っていく。


「まぁ、俺ひとりならスキルと魔法でいくらでも作れるんだけど、魔法無しなら、これだけ手間がかかる。でも海が有る限り、材料費がほぼ無料で塩は無限に作れる。後は煮詰める釜場と塩を保管する倉庫くらいが必要だな。それはジョージさんと相談してからかな」


総合評価300pt

二十万字突破です

素人のどちらかと言うと

理系派の私が

何とか二十万字の

大台越えられました

思えば遠くへ来たもんだ


m(*-ω-)m

ヽ(〃´∀`〃)ノ

m(*-ω-)m


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