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不治の病とお風呂と

500PV突破してた。初評価されてる。登録ありがとうございます。


このような稚作に、評価頂けて嬉しいです。

 ちょっと待てよ?

 イメージで魔法が出来るのなら、

 アレとか出来るかも


 昼飯を終え、

 水を飲みながら考える。

 そう俺にも人並みに

 オリジナルの技を

 考えるくらいには

 中二の病は有ったのである。


 二の腕から拳にかけて

 回転する風を纏わせ、

 拳をつき出すと共に

 打ち出すイメージ。

 魔法が出来る今なら出来る。

 構えて打ってみた。


 婆ちゃんがしてたように

 煙草の煙を輪っかにして口から

 吐き出したときのように

 回りの空気を巻き込みつつ

 空気の輪が飛んでった


【魔法拳】取得しました。

 まじかー、マジですかー、

 うわー引くわー。


 待てよ?これに細かな

 砂礫等をまぶして、

 目潰しにも利用出来るわな。


 目潰ししたあと、

 小麦粉をまぶして、

 まぁ、木の粉でもいいか

 敵の周りをまとわりつかせて

 火魔法をぶっぱなせば

 粉塵爆発もさせられるよな。


 怖っ、なんでも自分のイメージ通り

 魔法で出来るって、

 とても怖いな。


 後は、アレだ。

 右手から左手に空中に

 電圧差を発生させ

 電子を流すイメージ。

 そう電流だ。


 バチバチっバリバリバリッ


【雷魔法】取得しました。

 えー、やっぱりかー。

 そしたら、

 水魔法で空気中の

 水蒸気を集め

 液体の水を電気分解、

 混合した水素H2と酸素O2を

 敵にぶつけて、

 点火爆発させることも

 可能になるのか。


 奇妙な冒険する

 能力者のストーリーに

 天候を自在に動かす

 能力者がいたような


 そもそもこの世界、

 科学が発展をしたら、

 パワーバランスが

 崩れ安くなるんじゃね?

 いや?俺の馬鹿みたいな

 ステータスが有るから、

 出来るのか?


 あれ?世界が代わっても、

 化学的法則変わらない?

 俺が酸素O2やら水素H2やら

 イメージして認識しているから、

 酸素やら水素が

 魔力で動かせたのか?


 陽子や中性子電子等々

 原子や分子の

 構造を知ってるから?


 あれ?でもイメージとしては

 原子の概要は知ってるけど

 実際に原子や分子を

 見たわけではないんだけども

 どういう事なのか?


 そもそも大体

 この異世界で

 酸素を酸素って認識しているのは

 俺だけだよな

 何で酸素を酸素って認識して

 元素を分子を動かせたんだ?


 陽子1電子1の2つの水素と結合して

 水分子を形成する

 酸素と呼ばれる分子

 って化学で知り

 認識しているから

「酸素」を酸素として

 動かせたのか?


 そもそも魔法ってなんなんだ?

 魔力で相対的に認識した事象を

 変化させる方法って事か?


 元居た世界にも

 認識をすれば戻れるのか?

 正確なイメージ?

 60億70億居た地球の

 全ての人類だけでも

 正確に把握し認識をするのは

 恐らくは不可能なのだろうか。


 転移後の

 あちらの様子も

 正確には

 把握してはいないし

 人間一人の性格まで

 完全に把握する事は

 果たして可能だろうか?


 パラレルワールドが

 有るとしたら、

 自分が錯覚した

 ちょっとだけ違う平行世界に

 飛ばされる恐れも

 有るだろうしな。


 無限に広がる

 少しずつ違う

 可能性もある平行世界を、

 寸分違わず認識出来るって

 人間技じゃ人間レベルの頭脳では

 まず無理だよな。


 その上、人間って生き物は

 誤解したり錯覚したり

 忘れやすい生き物だ。

 一睡一睡睡眠するたびに、

 脳が情報を

 整理してしまうらしいしな。


「元居た世界に」って縛りを

 付けてもな、

 辿り着くのはとても難しそう

 少し違うって

 何らかのパラドックス

 を生じる恐れも有るし

 不用意に跳んだ先の世界に

 ちょっと違う俺が

 もう1人いたりとかな


 魔法では帰れないだろうか。

 ん?帰る?フェンとか軍曹を

 無責任に放り出してか?

 は~?それも無理だよな。


 もし向こうの世界にこいつらを

 連れ帰ったとしても、

 まず騒ぎになるだろうし、


 魔力が有るかどうかも

 分からないあちらの世界に

 連れ帰っても

 フェン達が生きていけるか

 どうかも分からないよな。


 やれやれ、

 もうこの世界に

 こちらの世界に

 骨を埋めるしか無いのか。

 この世界で仲間を

 増やして楽しく暮らす?

 それも良いのか。


 こちらに俺が転移した後、

 向こうの世界が

 実際どうなったのかも

 全く分からないしな。

 家族親戚友人知人達が

 せめて怪我がなく

 無事であってくれれば良いが。


 ◇◇◇


 頭に次から次へと

 浮かんでは消える

 色々な邪念を振り払うように、

 剣を振る。

 幼い頃じいちゃんばあちやんと

 テレビの再放送で共に見た

 時代劇のチャンバラ剣術。

 授業でやらされた剣道。


 アニメやゲームで

 見聞きした剣術。

 隙がない剣術のイメージ

 スキルが補正をしているのか、

 イメージ通りに動けるように

 洗練され、研ぎ澄ます。


 何時間やっていたのか、

 周囲には俺の剣舞を

 観察しようとしているのか、

 フェンやらオーク達が

 集まって見ている。


「おいおい、ただ見ているだけじゃ、強くなれねぇぞ」


「いえ、凄いです、ご主人様。見ていて勉強になります。」


「「「「そうですよ?師匠」」」」


「誰が師匠だ?誰が。そんなに俺は偉かねぇよ」


 苦笑しながら見渡す。


「「「「えー?」」」」


 残念そうにオーク達が声を上げる。

 おいおい、慕われたもんだな俺も。

 それならそれで

 師匠らしき真似事でもしてみるか。


「ところでお前さん達、普段どうやって身体を鍛えてる?」


「え?いや、特には何も?なぁ」


「おう」


「は~、しゃあねぇな、お前さん達、そんな立派な図体しているんだ、それを生かさないとな。」


 午後はランニング、

 腕立て伏せ、

 腹筋 スクワット

 ダッシュ、等々

 向こうでやってた

 知りうる限りの

 筋トレ方法を教えていった。


「大事なのは、休息する日を、二三日おきに一日設けること。筋肉にも休息と成長をする時間を設けないと、効率的に筋肉が成長をするのに効果的ではないからな。それから、適度な栄養、バランスも大事。肉野菜穀物等々バランスの取れた良い食事を摂らないと、健康な身体は維持出来ないよ?後は家に帰ったら、マッサージなどして筋肉の疲れを抜く。お風呂も効果的だ。」


「お風呂って何ですか?」


「ん?こちらにはお風呂って文化無いの?そうだな~。あれ?そう言えばこちらの世界に来て、風呂に入って無かったか」


 城壁に土魔法で部屋を設置し、

 男風呂女風呂更衣室などを作る。

 お湯を水魔法で作る。


 火魔法ではなく

 水魔法の分子運動を

 補助をして

 お湯を作る


「水魔法でお湯が作れなければ、お湯を沸かして冷ませば、良いよ。ちょうど良い温度は、お湯に浸かってサブくないくらいが、ちょうど良い。オークの体温と人間の体温が同じかどうか、分からないが」


「へい。」


「後、湯船に入る前には身体を洗え?湯船が汚れるからな。普段どうやって身体の汚れ落としているの?」


「へい、『浄化』の生活魔法が皆使えるので、それを使っておりやす。」


「俺にもそれかけてもらっても良い?」


「へい、『浄化』」


 シュワシュワと

 泡のような魔力が身体を包み、

 身体中がくすぐられるような

 感覚に包まれる。


「なるほど、こりゃ確かに良いな。まぁ身体をきれいにしてから、湯に浸かること。身体をきれいにしてから、湯に浸からないと綺麗なお湯がもったいないからな」


「へい、そうですね」


「じゃあ、身体をきれいにしたら、浸かる。」


「「「ああああ~~」」」


「ハモってんじゃねぇよ。」


「いや、でも師匠勝手に声が出てしまいやす」


「あぁ、まあな、どうだ?気持ちがいいだろ?」


「へい。」


「まぁ水魔法使える誰かが、この温度を覚えていたら、何時でも入れるぞ?」


「師匠、温度って何ですか?」


「あぁ、温度って概念も無いのか?ええっと水が凍り始める温度を0度として、地上で水が沸く沸騰する温度を100度だとしたら、今入ってる42度前後がお風呂としては大体ちょうど良い温度だな。前後ってのはそれぞれ人?個体により好みが有るから、それは仕方がないな。後は、あまりお湯に浸かりすぎると、逆上せて気持ち悪くなるから気を付けろ。」


「へい分かりやした。」


 正確には地球の1気圧でって

 縛りが付くけどな

定番ですな

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