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種も仕掛けもございます

 ブチさんの店を出て

 ぶらぶら歩く

 あ、そういやこの前行った

 あの孤児院とかも

 もう大丈夫かな?


 孤児院の様子をとりあえず

 ひとまず見ておく事にするか

 孤児院に向けて歩く


 孤児院が見えてきたが

 孤児院の周りには

 この前みたいに膝を抱えて

 踞っている子供達はもういないようだ

 孤児院の敷地に入る


「あ、お兄ちゃんだ」


「お肉のお兄ちゃん、こんにちはー」


「おう、元気そうだな。お前らお腹一杯食ってるか?」


「うん。」


 走り回ってる子供たちが

 こちらに気付き

 近付いてくる

 子供達の頭を撫でる

 皆血色のいい元気な笑顔だ

 下心満載でした事とはいえ

 元気な姿を見ると嬉しいな


「あ、貴方は!ヨシヒロさん、いらっしゃい。ヨシヒロさんのおかげで皆元気です。」


 先生の顔もにこやかだ


「皆さん元気で何よりです。飯の方は足りていますか?」


 そういいつつ

 オークの肉を出す。


「あ、貴方はまた、どうもありがとうございます。あ、院長先生?院長先生?あのヨシヒロ様がいらっしゃいました~」


 畑の方から

 院長がやってきた


「貴方が、ヨシヒロ様ですか?お若いのに私を治療していただき、その上寄付までしていただいたようで、本当にありがとうございます。」


「前にも言ったと思うんですが、子供が腹すかせてるの見てられなかっただけですよ。お気になさらずとも結構です。お金の方は大丈夫ですか?」


 金貨を100枚ほど渡す


「え?また?寄付して下さるのですか?誠にありがとうございます」


「フライングディスクもどうやら売れ行きが良いようですね?街のあちこちで見かけました。」


「はい。あれのおかげでなんとか経営も、軌道に戻すことが出来ます。畑も種を蒔き育て始めました。助言の方も誠にありがとうございます」


「順調なら、言うこと無しです。」


「ジョージさんをはじめ、多数のサークルトルの商人の方々にも資金を寄付していただきました。」


「それじゃあ、もう心配いらないかな。ま、ちょくちょく気が向いたら顔だすよ、運営の方も頑張って下さい。」


「はい。本当にありがとうございます」


 順調か、もう心配いらないな

 あんだけ子供たちが元気なら

 言うことは無いな


 ◇◇◇


 商業ギルドに向かって歩く。

 武器屋を覗く

 樽に剣やら槍の

 折れたのが沢山刺さっている


「こっちの剣やら槍の折れたのも売り物なのかい?」


「あぁ、もうどうにも使えない武器だからな」


「ふーん。全部貰っても良いか?」


「そんな、ボロボロの奴なんかどうすんだ?錆びたり折れたり、ろくな武器も残ってないぞ?」


「開拓地に鍛冶屋が居るから、打ち直して貰おうと思ってね~」


「なるほどな。こっちとしても処分品だからな。全部で金貨5枚で良いぞ」


「よし買った」


 日本人特有の

 勿体ない精神か

 リサイクル

 リユースは大事だよな


 防具屋も見てみようか

 穴のあいた鎧

 ボコボコに凹んだ盾

 大きく歪んだ兜

 これはもうきっと

 誰も買わないなってのが

 置いてある


「これも売り物?」


「あぁ、ほとんど廃棄品だよ。買うかい?」


「あぁ、このボロいの全部で幾ら?」


「全部引き取ってくれるのなら、金貨三枚で良いよ」


「ありがとうございます。」


「こちらこそだ。ボロい防具は場所だけ取っていけねえ。俺が言うのもどうかとは思うが、こんなの引き取ってどうすんだい?」


「あぁ、開拓地に鍛冶屋が居るから、打ち直して使うんだ」


「鍛冶屋か。よくプライドが高い職人を納得させたもんだな。人が打った作品の、打ち直しなんかみっともなくて出来るかって職人けっこう多いんだよな~」


 職人魂にも色々有るようだ


「うちには奴隷の鍛冶がいてるからな。でもさ?鉱石が有るうちは、それで良いのだろうけど、鉱石が無くなったり、少なくなったりしたら、鉱石が高くなったり鍛冶屋の仕事が無くなるんじゃね?ま、安く仕入れられる俺としては本当に大助かりなんだが」


「まあなあ。でもまぁ、今はまだ現役の鉱山が近くに有るし、そんなに悲観してないからな」


「ふーん。はい代金」


「おう、まいどあり。お?アイテムボックス持ちかい。欲しいな。仕事無くなったら、うちを手伝ってくれないか?」


「当分開拓するだろうから、しばらく無理だよ」


「か~やっぱりか。ダメ元で言ってみただけだ。気にすんな」


 カードを受け取る


「じゃまた来ます」


「おう。」


 ジョージさんの店に向けて歩く。


「あぁ、ヨシヒロさん。用事はもうお済みで?」


「うん。あれ?岩塩ってあまり売れてないんだね。」


「そうなんですよ。ヨシヒロさんの塩が評判良すぎてね」


「じゃあさ?その岩塩を売って貰っても良い?」


「どれだけ買ってくださるんで?売れない物をいつまでも抱えていても私としては仕方ないですし」


「じゃあ、ここからここまで頂こうかな。」


 岩塩売り場の

 4分の3の塩を買った

 まぁ後で塩と岩を

 分けるだけなんだが


「それでは、あいた台の上に塩を出して下さい。差額をお出し致しますよ」


「買ったのにお金を貰えるってなに?」


「ヨシヒロさんの塩が安くて上質だからですよ」


「あ、なるほど。」


 言っている間もどんどん

 海の塩が売れていく。


「よほど岩塩ってやっぱりどうしても岩が気になるんだね」


「割って削らなきゃ、中に混じっている岩や石を取り除けないし使えませんしね。」


「あぁ、なかなか大変そうだ」


 TVであちらの世界の

 西洋の料理番組を

 見たこと有るが

 確か一々岩塩を専用の機械で

 擂り潰して分離するんだよね


 空中に魔法で水の

 直径一メートル位の

 球体を出す

 その場で岩塩を水に解かし

 水と塩を分け精製していく

 余分な砂や石はゆらゆら

 水に揺れながら

 水の球体の下の方に落ちていく


 その路上パフォーマンスで

 辺りのお客の注目が更に集まる

 塩を買うために並ぶ

 行列の列も長くなる


「お、お客が集まってきたな」


「今日は大忙しだ。ヨシヒロさんそのスキルパフォーマンス?どんどん続けていてください」


「でもそれだとお客さんの列が終わらなくない?」


「あと一時間半程で閉店時間ですから、そうですね、あと30分ほど続けて頂ければ良いですよ?」


「りょーかいデース。」


 直径1メートルの水の球体に

 岩塩を解かし

 魔法とスキルで

 水と塩を分ける。

 食塩水から塩を出す

 パフォーマンスが珍しいのか

 客足がとどまる所を知らない。


 まぁちょっとした

 サ〇ババさんだもんな

 あの方は確か

 指先から出してたんだっけ?

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