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権利ビジネス・モンキービジネス~ドカドカ煩いロックンロールバンドさ

 冒険者ギルド前に到着


「ジョージさん、ここで結構です」


「ではでは」


「まったね~」


「色々とありがとうございます~」


 ジョージ一家は

 お店方向に向かうようだ

 俺達は冒険者ギルドに入る

 カウンターでカードを届け出る


「いらっしゃいませ、本日はどのような御用件で?」


「あの~このカードなんですけどもね、森で歩いてたらたまたま拾ったんですけど」


「あ~そう言えばこのパーティー、ここしばらくギルドには顔見せなかったわね」


「一緒に落ちてた装備品の類いは?ギルドに出しておいた方が良いですか?」


「ん?良いですわよ?貰っておいて。カードの届け出の駄賃とでも」


「遺族の方にお渡ししなくてもよろしいんで?」


「あ~、遺族って言ってもね、この街の出身とは限らないし、探しに来るようなのもレア中のレアね。探索して探し出すような由緒正しい人間は、冒険者なんてまずならないですしね」


「へぇー」


「だいたい、遭難者を探すには、その遭難者以上のランクを、手配しなくてはならないからね。例えばBランクの冒険者が遭難したら、それ以上の魔物が居るって事だからね。なかなか探し出せないわよ。ランク指定の依頼はそれなりに費用が嵩むしね。彼らを殺った魔物はAランクかもしれない、Sランクかもしれない、いつどこで何に殺られたかも、ハッキリとは分からないのではどうにも対策のしようがないのよ。冒険者ってそう言うものよ?死亡したものは、あちらの遭難者掲示板にカードが張られる、そんな職業なんですよ。」


「遭難したら、自己責任って訳ですか?」


「冒険者ってそんなものよ?行く場所の魔物のランクや、今の危険な魔物の出現情報と自分達のパーティーとの実力差を把握することも、冒険者としての実力のうちだからね。せめて何処で何時、誰誰がどんな魔物にやられたのか、誰か一人でも生き延びて情報をもってかえってくれていればね、また話が変わってくるんだけどね」


「あ~なるほど。」


 遭難して当たり前のように

 助けて貰えてた

 向こうの世界が

 向こうの日本が

 恵まれていたって事なのか


 確かに助けて貰って

 当たり前って話でも無いわな

 確かに国は

 国民から税金をとる代わりに

 国民を護る約束のもと

 成立はしてるけど


 行く場所の危険度を認識して

 飛び込んで行くんだから

 覚悟のうちって所か


「では、装備品の方は頂いておきますね」


「はい、カードの届け出誠にありがとうございます」


 冒険者ギルドを出る。

 商業ギルドに入る。


「いらっしゃいませ、本日はどのような御用件で?あの石鹸とても大好評ですよ?私達ギルド員にまで下さって、もう売り切れてますよ」


「ではでは、こちらの方お納めします」


 石鹸を出す。


「ありがとうございます。カードの方お願いします」


「あぁ。あ、ちょっと待って」


 鉄を出して、

 手押し式の台車を作り

 石鹸の箱を載せる。


「はぁ、便利ですね。これも登録をしておきますか?商業ギルドにももう一台欲しいんですけど」


「あ~、ではでは登録をしておきます。お願いします」


 台車に【Japan】ロゴを入れる


「なんですか?その印は?石鹸にもついてますよね。」


「ん~私が作った目印ですね」


「なるほど」


「あ、そしたら、こんなものもいかがですか?」


 鉄を組み、

 木を板状にはり

 木を輪切りに

 したものを横につけ

 リアカーを作る

【Japan】ロゴを入れておく


「先程のよりも、幅も広く多く積めます。あ、木で作ってもよろしいですが、木の方は鉄で作った物より耐久性が低いですから、用途に分けてご注文してもらってくださいね。人力でも多く積載したものが牽けますので冒険者の方々にいかがですか?商人の方々にもおすすめですね。」


「ヨシヒロさん、登録をお願いします」


 手押し台車とリアカーが

 商人さん達の注目の的だ


 リバーシ ジェンガも登録する


「こちらは遊び道具になります。」


 集まっている

 商人さん達にも

 遊び方の説明をする


「良かったら遊んで見てください」


 リバーシを

 商人さん達に見せてみる


「あれ?白をここに置いたら」


「嘘だろ?あぁ裏返ってく」


「そこじゃねえよ、馬鹿分かってねえな」


「あぁ、え?ん?んんんん?ああああああああああああああああ」


「へっへっへっへ~」


「あ~、いい大人が我を忘れて大熱中ですね。これは売れますね」


 ジェンガも出す。


「崩したら、負けだよな。崩したら、負けだよな。」


「げっ、馬鹿野郎!真中を一列にしたら、これが崩れるだろうが、止めろよ馬鹿」


「どこのが抜けそうだ?お?ここか?」


「バカ野郎、そんなにこちらに積むな、崩れるだろ」


「作戦だよ作戦」


「ジェンガも売れますね~」


 商業ギルドは遊技場と化した


 ハンガーと

 マネキンも出し

 服を吊るす


「こちらとこれは服屋用のアイテムですね。こうやって服をかけることにより、型崩れしにくく、収納スペースも減らせて、なおかつどんな商品がお店の中に有るのか、どんなサイズが有るのか見易くなります。」


「へぇー、これいいね。」


「こちらの、人形に売りたい商品を着させて展示をすれば、服屋の商品の広告に出来ます。また、こんな風に組み合わせれば、こんな風に見えますってお客様に告知や広告が出来ます。服屋さんにいかがですか?」


「なるほどね」


「これらのハンガー マネキン ジェンガ リバーシ 手押し台車 リアカーを商人ギルドに登録致します。職人ギルドにでも作って貰って下さいね。」


「…」


「もっし~も~し聞こえてますか?」


 電話でモシモシというのは

 申し申しから来たとか


「…はっ?」


「もしもし?」


「聞こえています。あまりの情報量に。いやいやヨシヒロさん?これは流通に、いや遊具業界に、この世界に革命がおきますよ?売れる事は間違いなしですよ?」


「そうですね。」


「そうですねって。冒険者がどれだけ荷物を抱えるか、分かってますか?アイテムボックス持ちって、かなりレアなんですよ?これらが有れば持ち帰られる量が、これまでよりも劇的に増えます。肉、素材、武器、持ち運べる量が劇的に増えます。現場で解体して諦めて捨てていた素材も、恐らく楽に回収できるようになるでしょう。商人ギルドとしても大大大助かりです。」


 本当はゴムが有ればなぁ

 タイヤがゴム

 中にチューブ入れて

 空気のタイヤなら

 もっと良いんだが


 あぁ、あの森にゴムの木とか

 生えて無いかな~

 葉っぱが大きいあの独特な木は

 ホームセンターでは

 見たことがあるんだが


「登録したら売上の何割か貰えるんでしよ?」


「そうですね。1割くらいで」


「え?そんなに?そんなにもらえるの?」


「そうですね~発明者には黙っていても、それくらいは登録者に入りますね。」


 精々数パーセントかと

 あちらの世界の

 著作権とか版権が

 確かそれくらいだったよな

 まさかそんなに貰えるとは…


 そういや孤児院に

 フライングディスクの

 権利もあげちゃったか

 道理で喜んでいた訳だ

 まぁ今さらあげたものだし

 今更もう良いか。


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