職人さん達の会話
夕食後
ーーー職人さん達の会話ーーー
「今日はひどく武器が作りやすかったよなぁ。いつもの7~10倍くらいかな?」
「お前もか?俺もだ。ステータスが上がったせいじゃないのか?あの時以来なんだか魔力が身体から吹き出すように感じた。ポーション作りも楽になったもんだよなぁ」
「そうだなあ。ここに来る前よりも明らかに頭も冴えてるし、器用にもなった。木細工もサクサク以前より細かい細工が出来てる。デザインもさくさくと次から次に頭に思い浮かぶしな」
「あぁ、昔に思いついても作るのを諦めていた、どんな作品でも今なら楽々簡単に作れそうな気がする。」
「ご主人様にステータス弄って貰ったお陰なのだろうな。」
「あぁー、確かにそれは言えるな。」
「あれ?そしたら、俺達が普通に苦労していた意味って有ったのか?」
「いや、まぁそれは心構えとかスランプになった時、引き出しを多く持つことは、物を創る人間としては大事な事なんじゃないのか?」
「鍛冶の師匠からは色々と教えて貰った。それは無駄な事じゃねえよ?槌の振り方から適切な正しい道具の整備の仕方まで、確かに色々と学ばせて貰ったからな」
「うん、それは言えるな。ステータスだけじゃ、良いものはできないよ」
「そうか、そうだよな。」
「ステータスって才能みたいなもんだな。どんなに才能持ってても、やり方や作り方を知らなければ、ステータスの持腐れみたいなもんだし。」
「まあなぁ。でも今ならステータスを弄れる旦那のおかげで、もっと良いものが創れそうな気がする。」
「そうだな。ポーションを作るつもりがついつい、ハイポーションになったりするもんな。」
「判るわー。奴隷になる前よりも簡単にいい仕事が出来そうだ。」
「あぁ。あれ?じゃあスランプだった時、あれこれ悩まずにつべこべ言わずに、魔物退治してレベル上げちまえば、良かったのか?」
「「「あーそうだなー確かにそれはなー」」」
「そうかー」
「まぁ、スランプの時のあれこれやってみるのも、大事な事だと思うがな」
「「「まあなー」」」
職人さん達の、技術者同士
色々と何かしら
あい通ずるものが
有るようだ。
ーーーヨシヒロsideーーー
ここを留守番をする
人員を増やす為
デュラハンを作る。
「今から留守番してもらうデュラハンを作る。フェンの弟か妹になるだろうから、きっちりと皆で指導してやってくれ」
「はい。畏まりました。ご主人様」
ミスリルアーマーに
魔石を準備する。
魔石を集めて作った複合魔石を
鎧の上に置き、
魔石に魔力を注入する
籠手の指先、
足の指先まで
しっかりと人の形をイメージする。
魔石が溶け
ミスリルアーマーに馴染んでいく。
「父上」
「は?」
「私です、父上」
目の前の鎧が
フェンの時のように起き上がる。
「いや、なんで父上?」
「私を作って頂いたから父上で」
「あーまぁ、そう言う事になるのか?まぁ良いか。で君は男の子?女の子?」
「鎧が男性用のようなので男の子の様です、ご主人様。」
「そうか。じゃあガイと名付ける。フェンはしっかり色々と必要な事を教えてやってくれ。ガイはフェンの言うことを、しっかり聞いて教わってくれ」
「はい、畏まりました。ご主人様」
「はい、父上。」
眠気に抗いつつ
従魔達に指示をした後で
いつものようにぶっ倒れた
「私はフェン、ミスリルアーマーであなたの先輩で姉です。よろしくね?」
「はい、姉上」
「私は軍曹、メタルスパイダーゴーレム、同じく姉に当たります、よろしく」
「はい。姉上」
「で、こっちから、フォレストウルフのウルとルフ、メタルスパイダーゴーレムのスパとパイ、アラクネのラクネです。皆、貴方とは種族も違いますが貴方の仲間で家族よ?仲良くするように」
「はい。姉上。」
「よろしくお願いしますガイ」
「それじゃあ、皆で分担して夜回りを致しましょうか。」
「「「はい」」」
従魔達の夜は更けていく。
◇◇◇
目が覚める。
すっかり定着した
ラジオ体操を終え
朝食の準備にかかる。
目玉焼きとサラダと
スープとパンを食べる
醤油が有れば、
目玉焼きには
胡椒醤油派なのだが
無いものは仕方ない。
塩コショウかソースで
選んでもらう。
「旨い」
「美味しい」
「ここの飯は最高だ」
「この魚のスープ美味しいよねー」
「サラダもドレッシングとマヨネーズとか味を選べて幸せー」
奴隷さん達、
精霊さん達は
美味しそうに
いい笑顔で頬張っている
朝食を終え
ガイのステータスを
それぞれ5000で調整する。
「じゃあガイ、ステータスを上げておいたから、身体の調子や不具合が何か無いか見ておいてくれ。」
「はい、畏まりました、父上。」
「父上?」
「父上?ってフェンさんとご主人様との子供?」
フェンに注目が集まる。
みるみるうちに
フェンの顔色がかわっていく
「私は、その、あの」
フェンの顔が
真っ赤に染まる
「えー?昨日の今日で早すぎない?」
「あれ?フェンさんのおなかって昨日は大きく無かったわよね?どゆこと?」
女の子からは疑問の声が
「あー、そう言えば旦那、デュラハンを作れるって、言ってたよな」
「あー、うん確かに言ってた言ってた。」
「フェンさん顔真っ赤だよ。可愛いよな。」
「可愛いから、もう少しフェンさんを黙って見てようぜ」
「だな」
職人さん達、
男衆からはそんな声が
「あー、ガイは俺が創った。フェンも軍曹もスパとパイも、俺が創ったデュラハンとかゴーレムだ。誤解すんな」
「ん?フェンさんってデュラハンなの?頭や顔が有るし、とても綺麗な女の子の身体してたよね。」
「お風呂入った時、見たよ?しっかり綺麗な女の子の身体をしてたよね?」
ガタッ
「「「何!?kwsk」」」
職人さん達が興味を示す
「「「あ・な・た?」」」
速攻、瞬時に奥様方がねじ伏せる
「「「ヒィィ!!!」」」
親方~ず怯える
「あー、フェンに関しては、俺も正直よくは分からない。こちらの世界に来て混乱している時に、ぼーっと考え事をしながら、たまたま創った物だ。コアにフェンリルの魔石を使っているせいかもしれない。まぁ、気にするな、仲間で有ることは間違いがないから。」
「フェンリルの魔石?」
「あー、俺を召喚した馬鹿王の城に有ったもんだ。魔力がすっからかんだったから、ミスリルアーマーの上でその魔石に魔力を入れていたらな、たまたま?偶然そーなった。俺もよくは分からない。」
「いやいや、そもそもすっからかんのフェンリルの魔石から魔力溢れる程、魔力を注入出来るってどう考えても普通におかしいでしょ。あ、ヨシヒロさんだから良いのか」
「「「あ、そうか!!」」」
納得された
納得出来ない




