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乙女達の敵

 お昼は

 オークカツとサラダと

 魚介スープとパンだ

 オークのワラジ大のお肉を

 叩いて延ばして、

 包丁で筋を切り


 卵とパンを砕いて作った

 パン粉にくぐらせ

 油で揚げる

 ドミグラスソースで味をつけ

 オークカツの完成です


「旨い」


「美味しい」


「この揚げ物旨っ」


「あー酒が欲しい」


「だなっ」


「オーク旨っ」


「オーク?乙女の敵!オークに勝つ」


「あー、油物は別の意味で乙女の敵なんだけどね。しっか~し君達奴隷っ子さん達は、私に言わせればまっだまだ痩せすぎですよ~。育ち盛りだ。遠慮せずにどんどん召し上がれーーー?」


「ご主人様ーーー?悩ませないで下さいーーー。」


「抗えない、このお肉の旨さ。やはり乙女の敵」


「狩って狩って狩りまくるのだー」


「お残しは許しませんよーーー」


「こんな旨い物を残せる奴居ねーわ」


「まったくだ」


 やはりオークは乙女の敵

 だが、奴隷さん達は今まで

 ろくなものを食べさせて

 貰ってないせいか

 身体はガリガリなんだよね。


 女の子は

 少しふっくらした方が

 可愛いのに。

 抱き締めた時に当たる肋が

 痛いなんて、

 もっての他だ


 大体、皆もう

 段違いに高ステータスなんだから

 運動量も大きいというのに

 食事はしっかり

 食べないとダメだろう

【消費カロリー効率化】とか

 そんなスキルが

 有れば別なんだけど


「午後は、各専門の職人さん達に色々と教えて貰って下さいね。職人さん達はどんどんと教えて上げて下さいね。よろしくお願いしま~す。」


「はい了解しました。」


「あんな旨い物食わされた後じゃ、とても断れないよ?策士だな」


「ちげぇねえ」


「あー、とりあえず、鍛冶屋さんには開拓民全員分の装備を、お願い致します。とりあえず鉄のインゴットはまとめて、鍛冶工房に出しておきますからね。皆の試作を手伝い、教えつつ装備を整えて下さい。」


「了解した」


「錬金術師さんには、まずは開拓民全員用のポーション類と薬箱の、中身の充実をお願いします。個人携帯用の薬箱の薬はその後です。材料として必要な薬草も出来る限り配付致します。皆にポーション類の作り方を、教えながらで結構です」


「分かった」


「陶工さんは、食器類の作り方を皆に教えつつ作っていってください。燃料の木は、乾燥した奴がアイテムボックスに入ってます。後で配付しますね」


「あいよー」


「木工さんは、奴隷のみなさんのベットから製作をお願い致しします。今開拓団員の住居に有るのは土魔法で作ってますが、流石に冬場で土のベッドは熱が地面に逃げて冷たくて厳しいでしょうから。教えながらで結構です」


「おう」


 ◇◇◇


 午後は興味の有った

 錬金術師さんについて

 実地で

 ポーションの作り方を教わる


 錬金術師さんは

 作業をしながら

 作業の工程を説明をする


「まず、薬草を根っこも含めて、綺麗サッパリ均一に粉々にすりつぶします」


「で、すりつぶした薬草に水を混ぜ魔力を通し、薬草の回復成分を魔力により活性化させます」


「活性化させた液体を目の細かな布で濾して、こちらのポーション容器にこの量まで入れ、封入すれば完成です。日の当たらない場所に保管すると長持ちします」


【鑑定】する

 詳しく【分析鑑定】する

 イメージで【鑑定】する

【分析鑑定】スキルが生えた


 なるほど、あれ?でも

 こちらの搾り滓の方が

 回復成分を活性化させた

 成分が残ってるよな

 これなんか勿体なくない?


 搾り滓に魔力を通す。

 活性化させた成分だけを抽出

 水分を完全に抜いて

 タブレット状に固形化


【鑑定】

 エクスポーションタブレット

 回復力100%

 飲めばたちまち血を止め、

 遺伝子情報に基づき

 損傷部分の細胞の

 細胞分裂を促し

 細胞を活性化させて

 体組織を傷付く前の

 状態に完全に回復させる


「ええーーー」


 声に出てしまった。


「どうしました?ヨシヒロさん?」


「い、いや、とんでもない物を作ってしまったかも、とにかくこれを見てください」


「これは?え?嘘?何?エリクサー並?」


「「「え?え?エエ?エエエエエエ?」」」


「これ?マジで?」


「ええ、マジです」


「こっちの搾り滓の方の回復力成分を、活性化させたダケデスガ」


「はーーー。あのですね、こちらの搾り滓は活性化成分を、それ以上絞れないから、肥料にするしかない、どうしようもないゴミなわけなんですよ?うちのご主人は、常識も遥かに越えていく方のようだ」


「だって鑑定したら、こちらの搾り滓の方に活性化成分が多く残ってたんだよ?勿体ないじゃん?回復力がある成分を集めるじゃん?乾かすじゃん?」


「はーーとりあえず、これは売りものにするのには、目立ち過ぎて商品化できませんが、開拓民の人数分の製造をお願いできますか?」


「デスヨネーー。売れませんよねー、これは」


 エクスポーションタブレットは、

 開拓民の個人装備品となった

 エリクサーは国宝級のお宝らしい。

 ゴミの薬草の搾り滓で

 どうやら準国宝級の

 お宝作ってしまったようだ


 こんなアイテム出したら、

 俺を巡って国家間で、

 戦争起きるレベルらしい

 回復アイテム巡って戦争って

 あー、戦争にもなるだろうか。


 ちょっとしたサイボーグ?

 もしくはゾンビ?

 死後硬直しないゾンビって

 間違いなくチートだわな。


 またとんでもない物を

 作ってしまったようだ

 うん。封印だな。

 人数分作ったら封印封印


 でもなー

 あんなポーションって

 持ち運びする際に

 容器が割れたら

 ポーションがパーだもの

 勿体ないよな


 ポーション一つ有れば

 救える命って確実に増えるよな

 ポーションタブなら

 良いのか。


 ポーションの水分を抜く

 どんどん抜いていく

 濃縮されていくようだ

 ハイポーションタブレットって

 鑑定に出ている


「これは?」


「もう、このポーションをタブレット状にするのも、お願いですから止めていただいてよろしいですか?戦争の原因になります。いいですか?割れない嵩張らない、ポーションタブでも戦争の元です。割れない嵩張らないポーションは、十分有利になりますよ。ご主人様の【アイテムボックス】のスキルはレア物なんですよ?戦争でどれだけポーションの持ち運びに、苦労するのか分かっていますか?移動距離が伸びれば伸びるほど、移動距離に比例してかなりのポーション瓶が割れ、ゴミとして処分されるんですから」


「あー、やっぱそうか。」


「一口大のポーションタブレットだから、お腹に負担が無い、幾らでも飲めるポーションなんて、有利になるに決まってます。国お抱えの錬金術師も、作成目標にするでしょうね。でも権力者から見れば、これを今確実に作れるご主人様を拐えば、それが最も簡単だし手っ取り早いでしょ?」


「だな。」


「止めて下さいよ?ご主人様はもう既に、この開拓村の村長でしょ?拐われる原因になるようなものを、自ら作ってどうするんですか。私は嫌ですよ?こんな良い働き場所、この世界の何処を探しても、他には無いんですからね?本当は、全部燃やして隠してしまいたいんです。ご主人様、もうご主人様御一人の身体ではございません。拐われる理由が出来る可能性が有るものは、作らないで下さいよ?これは、ここに住む全ての人達のお願いです。分かりましたか?」


「お、おう」


 言葉の弾幕がスゴい

 これなんて弾幕シューティング?

 なんだか三国志演技の

 名医のレシピを貰った

 弟子の奥さんみたいだな


「でもなー、各ステータス10万以上の人間を、そんなに容易く誘拐を出来るものなのかな?フェンや軍曹達の監視の目を掻い潜り?それってどんな無理ゲー?まぁ、売り物としては、作らないことには越したことはないが」


「あ!!」


 錬金術師さんは、

 自分の上司達のケタ違いの

 ステータスを忘れていたようだ

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