フライングディスクの伝説
PV12000越え
(´・ω・)(´_ _)♪(*^ー^)ノ♪
ブックマーク登録も
(*^-゜)vThanks!(*´∀人)
サークルトルの街を歩く。
ブラブラと歩く。
小型化している
軍曹を肩に載せ
ウルとルフを連れて
街中を歩く
痩せこけた子供が
路地裏で膝を抱えて
蹲っている
ふと気になったので
声をかけてみた
「おい、お前どうしたんだ?」
「なんでもない」
「なんでもないんなら、なんで泣いてんの?」
「泣いてなんか、無いよ」
「そうか」
ぐーっとタイミングよく
可愛らしくお腹がなった
見つめあっていた
少年の顔が真っ赤に染まる
「お前?お腹へってんのか?」
「う、うん」
「じゃあ、お前これ食え」
アイテムボックスから
屋台の串焼きを差し出した。
少年は手を出そうか、
止めようか迷っているようだ
「要らねーのなら、俺たちが食っちまうぞ?」
「ありがと」
彼は脇目も振らず
貪り食べている
「家族は?」
「いない。孤児院に預けられてる。」
「そうか孤児院か。あまり食べさせて貰って無いのか?」
「うん。院長先生はお金の工面に頑張ってたみたいだけど、病気で倒れた。今は寝込んでいる。俺たちも頑張ってはみたけども、どうやってお金を稼いで良いのか全然わからない。」
「そうか、ちょっと孤児院に案内して貰っても良いか?」
「うん、いいけど?」
彼について孤児院に行く。
「ここだよ。僕らの孤児院」
所々穴の空いた、
建物が有った。
庭は広かったが
雑草だらけで
何も手いれすらされてない
建物は継ぎ接ぎだらけだが
継ぎ接ぎも追い付か無いのか
穴だらけだ
「ここか?今一体何人位ですんでんの?」
「院長と先生と合わせて、15人」
「先生はいるかな?」
「うん、呼んでくる。」
建物に入る
建物の中には小さな子供が何人も
元気もなく蹲っている
串焼きとパンを出す。
アイテムボックスから出した
辺りに漂う串焼きの香りで
子供達は顔をあげる。
「ほら、食え」
「良いの?」
「子供が遠慮をするな」
「「「ありがとうございます」」」
子供達は
一心不乱に
貪り食べている。
「どうもありがとうございます。」
後ろから、
声をかけられた。
「あー、いや勝手に子供達に食事を与えてしまって、本当によろしかったんですか?」
「はい、私どもの力不足で、食事すらも満足に与えられず、誠に恥ずかしい次第で」
「そこの彼に聞いたのですが、なんでもここの院長先生が倒れられたとか。私に見させて貰っても?あー、多少魔法が使えるもので」
「本当ですか?ぜひともお願いいたします。」
院長が寝ている部屋に通される。
【鑑定】では過労と
栄養不足と出ている
過労を抜くように魔力を流す
【鑑定】から【診察】スキル
が派生したようだ。
「とりあえず魔法で院長先生の過労は抜きました。後はこちらのパンを水かスープででも解して与えて下さい。」
アイテムボックスから
自家製のパンを出す
「こ、こんな柔らかなパンは初めて見ましたよ。本当にありがとうございます。よろしいのですか?」
「良いですよ?困った時はお互い様ですから。あ、そういや、なんでも資金面でも、ご苦労なされている様ですね?」
「あの子、そんなことまで」
顔を真っ赤にした先生に
金貨を30枚程差し出す
「こ、こんなに?よろしいのですか?」
「ええ、どういう理由で彼らが孤児になったのかは分かりませんが、子供達には罪はないでしょ?子供達が腹をすかせて蹲ってんのは、あまり大人としても見たくはないですし」
「これだけ有れば、しばらく子供達にお腹一杯、食べさせてあげられます。ありがとうございます」
「あと、魔物の肉もあるんだけど、要る?」
森で狩った魔物を
二~三体出す
「誠にありがとうございます」
土下座しっぱなしの
先生を立たせて
部屋を出る。
ウルとルフは子供達と
遊んでいるようだ
孤児院の建物の横に、
土魔法で同じくらいの建物を建てる
「あのー、こちらの建物は?」
「あー、見たところあちらの建物が穴だらけなんで、冬はさすがにあれでは厳しいでしょ?どうぞ使って下さい。」
「もう、何から何まで本当に、どうもありがとうございます。貴方様のお名前をお伺いしても?」
「あぁ、そう言えば自己紹介がまだでしたか。私の名前はヨシヒロ=タナカ。サークルトルの近くで小さな、村を開拓をし始めたばかりです。」
「まぁ、開拓をなさるのでしたらお金もいくらでもお要り用でしょうに。」
「他にも、お金が儲かる商売もしております。このような物を」
石鹸を出し
使い方と用途を
説明する
「なるほど。」
話をしながら、
日当たりの良さそうな場所を
草を苅り地中の石をとり出し
森で回収した腐葉土を草と
土に混ぜ込みながら
土地を耕す
「ここで必要なよく使う野菜とか、高く売れそうな野菜とかお育て下さい」
「ヨシヒロ様はどれ程魔力を?」
「あぁ、まぁ貰い物なんで、お気になさらず。」
そういいながら、
土を固めて
滑り台やら
岩魔法で作った
アスレチックフィールド
を作り出す
「どれ程?」
もう先生は混乱している。
「えーと、好き勝手にしてしまいましたが、よろしかったですか?」
「え、え、ええ?ええ。これは?」
「子供が遊べる場所は必要でしょ?子供時代は出来るだけ楽しく送らないと」
そういうと、
木の切株から削った
フライングディスクを
作り出す
「これは?」
「こうやって、投げ合う遊び道具です。あ、これって商業ギルドで登録をすれば、少しは足しになりますよね?」
「そこまでして貰っては流石に」
「良いんです。俺には幾らでも作れる石鹸が有りますし、開拓地が有れば自給自足でも充分にやっていけます。」
塩も作ればあるし
自給自足をするために
開拓をしてるしな
「本当に、何から何まで、誠にありがとうございます。」
「俺の居た国は、人が飢える事があまりない豊かな国だった。子供が街中でお腹をすかせて蹲っているなんて、初めて見てとても見ちゃいられなかったんです。どうぞお気になさらないで下さい。ただの自己満足ですから。」
とても言えない
神が本当に見ているから
見過ごせなかったなんて、
とても言えない。
もっとこの世界に
良いことをして
この世界での
存在価値を上げようとした
下心がちらついたなんて
神を見るような目で
こちらを見ている先生には
前の世界では神様も仏様も
正直あまり信じては
いなかったのだが
実物を目の前にしてしまったら
幼女であっても信じざるをえない。
良いことしないと
消されるかもと
思った事も、
全く濁りのない
尊敬の眼差しでこちらを見てくる
孤児院の先生には
決してとても言えない
そのフライングディスクは後に
鉄で作られ、孤児院出身の冒険者の
主用武器となり、
孤児院にも冒険者からの寄付が寄せられ
孤児院が学校となり
街に溢れる孤児を
救い育て学ばせる
また別の街の孤児院も
救い傘下としていく
恩人の名を取った
【ヨシヒロ学院】の名はその国に鳴り響く
彼の祖父が
関ヶ原を敗戦の後に
戦場を横断して故郷に戻った
英雄に因んでつけた
名は異世界に鳴り響く
孤児院が存亡の危機の際、
寄付をし、畑を、収入源を、
寒さを乗り越える建物を
与えた【救世主】の伝説は
受け継がれ
【困っている人間を助ける気高い人間であれ】
の高潔かつ潔癖な校風は世にも知られ
誇り高いが、奢らない
数々の英雄を生んでいき
御伽噺となり、
また新たなる英雄を産み続けていくのは
また別のお話




