神との対話
PV11000越えました
m(._.)m
コンゴトモヨロシク
(ノ・∀・)ノ
そうか、
こちらの世界は
あちらの元の世界とは違い
大量生産、大量消費が
常識かつ主流ではないんだ
上質で価値の有るものや
珍しくてよいものは
それなりに高く売れる
あちらの世界の基本である
薄利多売でもいいけれど
品物をたくさん売るのは
品物を作るのが
忙しくなるからな
石鹸が出来たら
持ってくる位の
感じで良いのかな
安くするなら生産量が
安定してからだな
まぁ、しばらくは
ギルドにおまかせで
今のうちは多売しなくても
良いのかな
リバーシとかも見せたら
売れるのだろうけど
あまり忙しくするのもな。
あーそれとも
錬金術を使える人に
石鹸の生産を
丸投げすれば良いのか?
「で、石鹸が売れたら、税金と、ギルドの利益を抜いたぶんのお金がギルドで貰えるってことで、良いんですか?」
「そうですね。」
「で、次はどれくらいに商品を納品すればよろしいですか?」
「石鹸の販売具合次第ですが、一週間辺りで持って来て頂けるとありがたいですね」
こちら主導なのか?
売り手市場?
「わかりました。ところで、このギルド周辺で美味い飯屋、何処かに有りますか?」
「そうですね~商業ギルドの中にも何店か良い店が有りまして」
「あぁ、あっ、こいつらを連れて入っても大丈夫そうなお店で」
従魔達を指差し確認する。
「ん~それでしたら、屋台で買われて、食べるくらいしか。あぁ、商業ギルドの個室を食事スペースにもご利用出来ますよ?」
「あぁ、そうか。従魔不可のお店が多いのか。じゃあ屋台で食うよ、ありがとう」
「ありがとうございました~」
カードを受け取り、
ギルドを出る
ブラブラ屋台で買い食いしながら
街中をぶらつく。
教会らしき建物があった
清玄な雰囲気だな。
そう言えば
地球の教会で
入った事が有るのは
修学旅行で行った
長崎の教会位だったか?
科学者の祖
ガリレオ=ガリレイさん
チャールズ=ダーウィンさんらを
異端児扱い、
弾圧したイメージから
あちらの世界のキリスト教の
教会自体にはやっぱり正直
どうしてもあまり良い
イメージが持て無い
キリスト教にも
カトリックやら
プロテスタントやら
色々と宗派が
有るらしいけどな
こちらの世界の教会とは
全く何も関係無いかもだけど
権力と結び付いたであろう
宗教はどうもね
本来教祖が伝えたかった事と
食い違いが生まれるだろうしな
まぁ物は試しだ
一度入ってみるか?
ラノベみたいに神と
対話出来たりするのかもな
教会内部には暇そうに
まったりしている
シスターと神父がいる
「本日はいかがなさいました?」
「あぁ、そのーうちの故郷には教会が無かったもので、どんなものかなぁと思いまして」
「あぁ、開拓地にはまだ教会が行き渡っていない所も、多いですからね、我々の力の無さが腑甲斐無いばかりです。」
「いえいえ、で神様にも祈った事もないもんで、分からないんですが祈り方とか、こうでなければいけないとか、寄付しなければいけないとか、そういう仕来りとか何か有ったりしますか?」
「いえ、寄付は貴方のお気持ちだけで結構です。祈り方はこちらで片膝をおつきになって、胸の辺りで手を組んでお祈り下さい」
「ありがとうございます。」
金貨を一枚、
神父に渡そうとする。
「あ、こちらの箱の方にお入れ下さい」
日本で見慣れた賽銭箱がある
キリスト教っぽい
教会なのに賽銭箱?
違和感が半端ないな、おい
片膝をつく
胸の辺りで手を組む
下を向き目を閉じる
神に祈ってみる
別の世界から
誘拐されてきましたが
こちらの世界で繋がりも
既に出来てしまいました
こちらの世界でとりあえず
生きられるだけ
生きてみようと思います
どうかこれからよろしく
お願いいたします。
『すいませんでしたー』
は?
女の子の声が聞こえる
目を開けてみる
先程まで居た教会内ではない
風景が目に飛び込んできた
ギリシャ神話の
パルテノン神殿のような
両手広げて何かかえもしそうな
太い石の柱で出来た
巨大な社の前に
土下座している幼女が一人
え?どちら様?
土下座幼女が顔をあげる
『私、こちらの世界で神と呼ばれているものです』
は?神様?
こんな可愛い幼女が神様?
とうとう来たの?
今さら?
でも対応するの遅くない?
『神は神の社が無い場所には、例外を除いて自分の世界にすら顕現出来ませんので』
は、はぁ
で?それでどうして
貴女は土下座などを
なされているのですか?
『私が作った世界のものが、貴方様の世界から貴方様を誘拐してしまった件で、謝罪を』
謝罪?
その前に話をしたい
『何をお聞きになりたいのですか?』
仮にも神様の
あんたが俺に
謝罪をするってことは、
その向こうの世界に
ひょっとして俺は
もう二度と戻れないのか?
『はい、そうです。誠に申し訳ございません』
はーやっぱりか
で?向こうの親とか
弟や妹たちにも二度とは
俺は会えないし
連絡すらも出来ないのか?
『はい、管轄が違いますので、もう直接連絡を取りあうことは決して出来ません』
それもか。
じゃあさ、あちらの世界の
俺の親や弟妹達はいつまでも
ずっと俺を探し続けるの?
『いえ、貴方はこちらの世界に所属する事になり、向こうの因果関係は既に切り離されました。故に貴方が向こうの世界に存在した痕跡すらも、もう全て既に抹消をなされております』
は?マジか
向こうの世界に存在した
痕跡や証すら残ってないの?
写真、画像、ネットに
書込みしたことすら?
俺が提案指摘した
情報の一欠片も?
『はい。誠に申し訳ございません』
存在した意味も無かったって事か?
何も?全く?これっぽっちも?
俺は向こうで何をしてきたんだ?
俺の自惚れでなければ
あちらの世界で生きて、
努力して成長していって
回りの人間にも何かしらの
影響を与えていたはずだ
それが何も無かった
事になるのか?
『はい、左様でございます』
じゃあさ、元いたあちらの
世界の神?もしくは管理人?に
貴方の責任で、
俺が関係した人達に
その分を何かしら
補填して貰えるように
お願い出来ますか?
『はい、それはもうすでに、あちらの御姉様にお願いしております』
それくらいの気遣いは出来るのか。
で?こんなことがまた起きるの?
誰かまた俺達と同じように、
誘拐されてくるの?
同じ事を繰り返すの?
『いえ、二度とこのような事の無き様、精一杯努力して参ります。』
…努力か。
なんか政治家とか
官僚チック
精一杯努力しています
とでも言えば
無能ではあるが、
やる気はある
鋭意奮闘中だと言えば
罪ではないと
言えるのか?
でも二度と無いとは
断言できないのか
『はい、スキルシステムがこの世界の根幹に関わる機構なので、それを今から弄るとなると、世界を今一度無から解体し再構築し直さなければなりません。』
はー、また誰かが
あちらの世界から
こちらの世界に
誘拐されるかもしれないのか
ん?因果関係は
切り離されたと言ったか?
死んだらどうなんの?魂は?
こちらでの世界での
罪で裁かれるの?
死んだあとはどうなんの?
『はい、こちらの輪廻転生のシステムにのせられます。が、罪を裁くとかそういうことは一切ございません。只、死後魂同士の同一化により認識してきたこと、体験してきた事、を共有確認する作業が有り、その際に魂同士が融合し痛み悲しみ悦び楽しみを共有することにより、調和し昇華に至るシステムになっております』
はー、
天国とか地獄って
そういうことなのか
あれ?じゃあ俺って
あちらの輪廻転生の
システムからすらももう
離脱しちゃってるって事なのか?
向こうの親兄弟、親戚、
友人 憧れの人達とも
もう死んでも会えない、
覚えていない?
いや、因果関係を
切り離しって事は
魂レベルで自分の俺の存在を
覚えていない、
つまり知らないって事なのか?
『はい、申し訳ございません。』
で?俺はこれからどうなんの?
存在を抹消されるの?
あちらの世界から来た異物
こちらの世界では外来生物だよ?
こちらの世界で
思うがまま好き勝手に
生活をしていても良いのか?
『もう既にこちらの世界と因果を結んでしまった、貴方をこちらの世界から、引き離す事は出来ません。従魔達は貴方の存在無しには存在出来得ません。奴隷達を救って頂きましたし、貴方の広めた石鹸で、本来は失われていたはずの、多くの命が救われ続ける事になっております。もう、こちらの世界の未来は改変され続けています。貴方が存在しなかった事にはもう、私の力ではどうにも出来ない所まで。しかも、概ねよい方向だから、始末するなんてとても勿体ない。』
えー?じゃあ俺
この世界にいて良いのか?
いや、この世界に
大人しくいるしかないのか




