た!な!か!の塩!
タイトル思い付いてニヤニヤ(  ̄▽ ̄)
「それでは、先に商業ギルドに行きましょうか?」
「あぁ、ギルドカード?とやらがいるんだっけか?」
「はい、それだけでは無くて、ギルドカードを通して商売しないと、売上金を誤魔化すこととみなされ脱税扱いになり、それがバレると本来のその年の全ての課税額の5倍の追徴課税を国に払いませんとなりませんからね。大抵の15歳以上のサークルトルの成人市民は、何らかのギルドに属してまして、支払いの際にお金を授受致しますと、その際にカードに自動的に記録され、ギルドを通して支払われることになっています。」
あれ?オークの都で
俺カード使わなかったよな?
国が変われば
税政も変わるのか?
種族的にも違ってくるしな
厳密に言えば、
人間の町のなかですら無いし
オークの王様が
便宜を図ってくれたのか
まぁ人の好意は
受けておこうか
「その魔法?魔道具?って便利だねぇ。うちの故郷では、税金関係は書類で申告制だったよな、確か」
「え?そうなんですか?膨大な手間と紙、それと紙を保管するのに莫大なコストがかかるのでは…」
「うん、税務署って税関係専門の査察調査する役所が有ったよな、確か。その点ギルドカードって非常に便利だねぇ」
「はぁ、国が代われば、色々変わりますなぁ」
そんな事を話しながら、
商業ギルドに着いた。
あちらの世界の
コンビニの2倍位の広さで、
木造二階建て、
早打ちガンマンでも出てきそうな
西部劇の荒野の町の
飲み屋といった風情だ
西部劇よろしく、
頭から牛乳でもかけられて
てめえはミルクでも呑んどきなって
絡まれるのか?
「こちらで」
そう言って、
ギルドの中に入る。
銀行の受付のように
対面カウンターで
手続きするようだ。
「いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件で?」
「あの商業ギルドに登録したいんですけど」
「はい、新規のご登録ですね?では、こちらの方にご記入下さい」
目の前の書類に
名前と出身地と
年齢を書いていく。
「はい、書きました。」
「それでは、ギルドカードに魔力を登録致しますので、こちらの水晶玉に、手を置いて下さい。」
テンプレなら水晶玉が、
爆発?とか粉砕?
とかするんだよな。
指で突っつきながら
「爆発とか粉砕とかしません?」
と聞いてみた。
「大丈夫ですよ?魔力の傾向と、各波長なんかを魔力から読み取るだけですから」
指紋みたいなもんか?
と水晶に手を置いた
ブーンと水晶玉の
台の方が小刻みに揺れている。
チーンという電子レンジ
とかトースターの
あの音に似た音が響く
クレジットカード位の
白いカードが出てきた。
日本語でヨシヒロ=タナカって
書いてある。
ん?日本語で書いて
日本語で読めたな。
やはり日本語が共通語なのか?
「はい、それではこれで登録完了です。尚商業ギルドに所属された方には、こちらの商業ギルドモールで、商売を出来る権利もございますので、ご利用の際は商業ギルドに申請して下さいね。また、新商品発売の際には、こちらで製造手配、販売手配の方も致しております。新商品等を開発できましたら、是非ともこちらのギルドに相談と届け出の方もよろしくお願いいたします」
カードを渡されながら言われた。
「はい分かりました」
「ヨシヒロさん、登録は終わりましたか?それでは私のお店に向かいましょう。」
「はい、お待たせ致しました。」
そういうと、
ギルドモールに歩いて行く。
ギルドモール?って言うより、
木造のお店が続く
昭和な商店街的な感じだな。
「やっぱり、ジョージさんのお店も、こちらのギルドモールに?」
「はい、商売するには便利ですし、お店を出す建物の手配も登録もしなくて良いので楽ですから。大抵の商売人は、こちらで出すんじゃないですか?」
「あぁ、なるほどね。あの馬車の方はどうしたんですか?」
「馬車もギルドの貸し出しですよ、馬を飼い、馬車を作り所有するとなると、高く着きますから」
「そうなんですか。」
馬の餌や馬小屋
あー、あまり使わないなら
高くつきそうだ
ギルドモールを
ジョージさん先頭に
俺、フェン、ウル、ルフが
連なって歩いていく
売り物を眺める。
あちらの世界の物と
やはりそれほど大差は無いようだ
野菜、果物、肉、麦、酒だな
見た感じ米と魚介類
海草等はまだ無いようだ。
食べる習慣が無いのか。
あちらの世界でも
日本人みたいに
海草を食べる習慣がないと
海草を消化するように
遺伝子が発達しないとか
近くに海がないと、
鮮度が落ちない
アイテムボックス持ちでも無い限り、
新鮮な魚介類は
手に入らないだろうしな。
氷は魔法でなんとかなるか?
只保冷庫や冷凍室もなしで
氷の魔法を出し続けるとなると
魔法を使える人を雇うのに
コストがかかりそうだ
干物か蒲鉾、竹輪等の
加工物になるのか。
透明なガラス瓶や
ネジ式のビンの蓋
密閉度の高い缶詰め等は
相当科学技術が
高く無いと無理だろうしな
海から結構離れてるもんな、
海産物は自分でたまに
捕りに行くしか無いのか。
「着きました、こちらが私の店です」
みると、岩塩と黒砂糖、
ハーブ等が置いてある。
そうか内陸部だと、
塩は岩塩中心か。
俺の海の塩は
やっぱり珍しいのかな?
「えっと、それじゃ自分の持ってきた塩を見てもらっても良いですか?」
アイテムボックスから
皿を出しその上に塩をだす。
ジョージさんは
モノクルで塩の結晶を
鑑定しながら、
味見をしている
「どれどれ?え?あれ?こいつは岩塩ではないですね?岩の欠片が一つも入っていない上物だ、最高級品ですね?どこでこれを?」
「海の方で取ってきました。」
「ん~これ幾らで売って貰える?」
「貴方の言い値で構いませんよ?(どうせ只だし、大量に作ったしアイテムボックス内に保管してたら嵩張らないし重くもないし)」
「そうなんですか?これ程の高級品なら、いくらででも売れるよ」
「あ、空いてる箱か樽か何か有りますか?」
「そんなに?あぁアイテムボックス持ちでしたね、では私が今出せるのは金貨200枚ですから、この樽2つで」
「え?やっぱりこの塩ってそんなに価値があるの?」
「もう何十年もこの商売しておりますが、こんな混じり物の無い高級な塩なんて初めて見ましたよ。これなら貴族の方々にも売れるような超高級品ですよ?私に定期的に卸していただくと非常にありがたいです。これなら商業ギルドに指名で発注致します。」
「あぁ、そんなに良いものなのか」
「はい、岩塩だとどうしても、岩や砂なんかの混じり物が有りますからね、みんな結局諦めちゃってるんですよ。貴族には岩の混じり物の無い部位が率先して高く売られるんですよ」
「ふーん、まぁ買ってくれるのなら、喜んで売るよ。ギルドカードってのを出せば良いの?」
「はい、ではこれとこの樽に塩をお願い致します。お金もすぐに持ってきますね?」
アイテムボックスから
樽に塩をだす。




