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奴隷エトセトラ

「まぁ、お前さんが今素直に全て洗いざらい言わなくても、お前さんのお連れさん達は抜け駆けして言うかもなぁ。お役人さんにお前さんは正直に話さなかった、盗賊のお連れさんは正直に話した、そう言えばお役人さん達の対応とか変わってくるんじゃ無いのかなぁ?いやまぁ、ここら辺りの法律がどうなのかは俺は知らんけどな」


 イラっとしたので

 ちょっと脅してみた。

【威圧】【交渉】が

 ゲットできた。

 マラソン大会で

 一緒に走ろうと言って約束しても

 その約束はめったに守られない


「話します、話します。この森の先の洞窟がアジトになってます。」


 やっぱり言うのかよ

 素直だな


「あぁ、そうなんだ。じゃあ、フェン?軍曹達を呼んできて」


「畏まりました、ご主人様」


 そう言うや否や、

 フェンは飛び出した。

 あっという間にフェンの姿が

 見えなくなった。


「早っ、あ、ジョージさん、これから俺の従魔達がやって来るから、びっくりしないでね?フェンの他にあと大きな蜘蛛のゴーレムと狼が二匹やって来るから」


「はぁ、分かりました。」


「で?ここからどれくらいの時間アジトまで掛かるの?」


「20分程です。」


 アジトの目印は?

 何人いるの?

 等々、山賊の情報を色々と

 引き出しているうちに、

 フェン達がやって来た。

 軍曹の頭の上にちょこんと

 ウルとルフがお座りをしていた。


 びっくりしている、

 山賊とジョージさん。


「じゃあ、軍曹とウルとルフ?この人達を守ってて。」


「畏まりました、殿」


「で、てめえら余計な事したら分かってんな?この人たちに危害を加えて逃げたりしたら世界のはてまで追い詰めてやるからな?」


「ちっ、はぁ、分かったよ」


 ため息を吐きながら

 山賊は絶望した顔で応えた


「じゃあフェン?行くぞ」


「畏まりました、ご主人様」


 そして山賊のアジトに、

 たどり着き山賊を倒し縛った


 山賊のお宝を

 次々と回収していると、

 車輪の付いた檻に入った

 絶望的な顔で

 死んだ様な目をした、

 首輪をした女達が居た

 俺達を見るとたちまち

 目に希望の光が甦る


「君たちは?」


「助けて下さい。山賊に朝方?捕まってしまいました。隷属の首輪を付けられてしまって、どうやら売り飛ばされるらしいのです。助けて下さい。お願いします」


「奴隷ねえ。うんまぁ山賊は広間で捕まえて縛ってある。ちょっと待っててね。」


 檻の鉄棒を

 鉄球に変形させながら

 アイテムボックスに

 回収する。

 女達は自由になった


「ありがとうございます。」


「あんたらが外に出られたのは良いが、その隷属の首輪は、どうやって外すの?普通に外せるの?」


「奴隷商か隷属の魔法使える人しか、無理じゃないですかね?」


「あぁ、ちょっと離れた所に商人の知りあいがいるから、聞いてみるか?」


 代わりに檻に

 山賊を詰めて、

 女達を連れて

 歩いて軍曹達の元に戻る。


「あの~ジョージさん?この人達山賊に捕まって、奴隷になってたらしいんだけど、どうやってこの隷属の首輪ってのを外したらいいの?」


「あぁ、街の門番に引き渡して、きちんと調べてもらって、奴隷商に外して貰うのが、一番かな。」


「じゃあ、街までジョージさんの馬車に、この人達を乗せてって貰って良いかい?」


「あぁ、助けて貰ったんだ、それくらいお安い御用だ」


「ここから、馬車でどれくらい?」


「そうだな、今から走れば日暮れ前には着くんじゃねぇか?」


「じゃあ、善は急げだ、早速行こう。軍曹、馬車を立てて?」


 軍曹が4本の前足で

 器用に馬車を立て直し、

 商人は馬を馬車に繋いだ。

 馬車に女達と護衛を乗せた


 軍曹に、

 山賊達をぎゅうぎゅう詰めに

 詰めた檻を繋ぎ、

 檻に小型の車輪をつけて

 街に向かって走り出した。


 馬車の速度は

 時速2~30㎞と言ったところか

 日暮れ前だから二時間として

 40~60㎞ってとこだな。


「なぁ、俺は奴隷制度の無いところから、旅して来たんだが、犯罪奴隷っていう奴隷と普通の奴隷って違うのか?」


「え?そんな所がこの世界に有るのかい?まぁ、普通の奴隷は自分の身分を、自分の給金で買い戻せる契約が出来る。犯罪奴隷は国の法律で犯罪に応じて『何年間』とか『無期』つまり死ぬまでとか裁判で決められるんだな。だから、買い戻せ無い契約だな。」


 俺は商人さんの隣で

 情報収集をしている。

 無論、馬車の幅に

 余裕を持たせて道路を

 岩魔法で綺麗に

 整地しながらである。


 馬車の後ろに、

 軍曹が檻の車を牽いている。

 軍曹の前の席にはフェンが、

 ウルとルフは檻の後ろを

 付いて走っている。


「つまり普通の奴隷は何年間か勤めたら、解放されるのか?」


「建前はね?でも奴隷っていうのは、そんなことを許されない。酷い仕打ちが当たり前なんだ。身分の最底辺だからな。運良く、身分を買い戻せる契約をしてくれる、そんなお人好しのご主人様に会うことなんざ、今はほとんどねえな。奴隷ってのは牛や馬と同じように個人の財産であり、労働力だからね。気前よく手放す所有者なんてごくごく一部だろうさ。あんた自分の言葉がわかる仕事が出来る、牛や馬を手放したいかい?」


 まぁ、そうだろうな。

 日本だって戦国時代には、

 敗戦国の農民がキリスト教国に

 奴隷として火薬と引き換えに

 売られた事も有ったらしいし


 色んな差別や

 黒人差別も俺の居た

 当時もまだ残ってた。

 何年かおきに

 不満が表面化して

 暴動になってたもんな


 表向きには

 差別反対って言っても、

 人権なんて形だけだろうしな。


 まだ絶対君主制が

 主流のこの世界では、

 奴隷制度も当たり前のように

 きっと有るんだろうな


「その隷属の首輪って、魔法じゃないと外せないの?付けるのは?」


「隷属の首輪は、付けるのは誰でも出来たりするけど、外すのは魔法じゃないと外せない。でもフリーの首輪は誰でも所持が許される物でも無いよ?奴隷商しか所有を許されていないって話だけど」


「山賊達のバックに、奴隷商でも居るのかね?でも、国内なら、いずれバレる事にならないか?」


「んー、俺達みたいな商人か、冒険者位だからな街の外に出るの」


「でも、街の外に出る商人を狙ったって事は、余所の国の奴隷商が絡んでるのか?」


「まぁ、多分その辺りだろうかなぁ、詳しい事は街の騎士達がやってくれるよ」


「戸籍ってこの国に無いの?誰がどこの住所に住んでいるって、分かりづらくない?税制とか、いったいどうなってんの?」


「ん?税はギルドとかがやってくれるよ。農業、漁業、鉱業、鍛冶、冒険者等それぞれギルドが有るだろう。」


「ふ~ん、そんなもんか」


 奴隷に対する酷い仕打ちって、

 やっぱり有るんだろうな。

 プランテーションとか、

 〇奴隷とか、混血とか

 あちらの世界でも

 当たり前のように有った事だしな

 まぁ、覚悟はしておこうか。

 どこの世界も一緒か。


 群れ同士の争いは、

 生存競争や

 闘争本能ある生き物だと

 当たり前のように有ることだし、

 勝った生き物と負けた生き物は、

 やっぱりどうしても

 同等同格ではいられないからな。


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