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27話:ヨルム”人化”の眷属顔見せ①

臆病な性格のヨルム。

逃げ癖がありよく判らん”何か”に触れると恥ずかしく地面に逃げようとする。

性別が【中性体】で男でもあり女でもあると言うややこしい。

どちら扱えばいいのか。

……まあ、いいか。その辺は本人にどう扱っていってほしいか決めてもらえばいいだろう。


とりあえず、まずはヨルムのStatus確認をするか。

俺は自分の眷属のStatusを視認することができる。

ジッとヨルムを見る。

その俺の視線にビクッと反応するヨルム。

(いや視線くらいでビクつかなくても…)と思ったが今は気にしない。

ヨルムはどうやら恥ずかしいらしく頬を赤くしつつ地面に逃げはしないが少しタッタッタっと俺から距離を取ると土の壁を作りそこに隠れる。そして顔を少し出してこちらを見ている。


(変なやつ…)


そう思いつつヨルムのStatusを見る。


=======

眷属③

名前:ヨルム

種族:魔物【魔獣】…土蛇型魔獣。

性別:【中性体♀】

状態:眷属【主:超陀(こえた)ケモノ】

Atk:100

Dfs:100

Spd:200

Mp:250

【Skill】

♢土地流動・Level:Ⅲ(土の中を自由に移動できる。)

♢土壁・Level:Ⅱ(土を操る事が出来る。)

♢主への忠誠≪New≫・Level:EX(契約した主に対する忠誠を現したもの。契約主を守る時には通常の数倍のステータスアップができる。)

♢人化≪New≫・Level:EX(ケモノのSkill”擬人化”によって人の姿に変態できる。基本【主】の許可が必要)

♢知能獲得≪New≫・Level:EX(人化したことで人並みの知能を得る。)

♢身体強化≪New≫・Level:Ⅰ

念話(テレパシスト)≪New≫・Level:Ⅰ(主、眷属間で人語として相手に伝える事が出来る。)


=========


確認してだが、まずヨルムのStatusは、正直言ってファンやキキに比べたら低い。なんとなくだがヨルムは戦闘タイプには感じないし、弱気な性格のコイツは敵に遭ったら逃げてそうだからこんなもんだろう。

ヨルムの基本Statusでは”俊敏さ”と”魔力量”が高い。


Skillは、俺の”擬人化”の能力によって人間の姿に変化した事で、ファンやキキ同様に”知能獲得”、”念話(テレパシスト)”、”主への忠誠”の3つのSkillを得ていた。


そして他のと言うか、元々ヨルム自身の有していたSkillだが、大地干渉の能力と言うか魔法だな。

ヨルムはキキと似て魔法や能力主体のタイプのようだ。

まあキキはハルバート(戦斧)による近接戦も行える。けど、どう見てもヨルムに武器を扱えるイメージが俺には正直浮かばないな。持たせたら重さに負けてこけそうな気がした。


あとヨルムの性別欄は【中性体♀】となっている。

これは恐らく女性メインと言う事なのだろうかと思う。


「まあこんなところだな。とりあえずファン達も待っているし顔合わせをしに行くか。おぉい、行くぞヨルム」

「あ、は、はい!」


なんだか慌ててと言うように土壁を解除し裸足なのでテトテトと傍によって来る。


部屋の扉を開ける前にファンとキキに”念話”を送る。


『こっちはとりあえず確認できた。今からヨルムを連れてそっち行くから』

『そうなんだ!楽しみだから早く来てぇ、マスター♪』

『了解です主。お待ちしています』


”念話”を終えると部屋の壁を開けようとする。

するとヨルムがなんだか俺の背に隠れるようについてくる。

少し顔が強張っているようにも見え緊張しているのがわかる。

(まったく…)とヨルムに苦笑しつつファン達の元に戻る。


さて”人化”した眷属達の顔合わせと行きますか。





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