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第零.五話 あの時は焦りました。 女神フォレスニア
天国の一歩手前の世界――――
「さてと、ナオヤさんに言われた通り、異世界ルールに特別ルールをくっ付けて、ナオヤさんを死んでも蘇る設定にしなくちゃ。」
女神フォレスニアは、空中でキーボードを打つように指を動かしている。
「よし終わった。適応までに10分くらいかかりそうですね~.」
ビィーーーービィーーーー
急に警告音が響いた。
「あれ?失敗しましたか?」
女神フォレスニアは空中に出た画面を確認する。ナオヤがスライムに追いかけられていた。
「そんな!?幸運度は上げたはずなのに、何でこんなに早く襲われてるの!?それに嘘でしょ・・・あのスライム通常より早い?!」
コノママデハトクベツルールガテイチャクスルマエニカレガシニマス
「そんな!確率は!?」
90%イジョウデシニマス
「ええ!?高すぎますよ!今すぐ天界に申請!こちらのミスで、まだ願いを適用しきれてないことを伝えて!」
そうすれば、一度はこちらで蘇らせることが出来るはず。
それにしても、このスライム通常より早すぎる!
「速く、もっと速く走ってナオヤさん!!」
画面の向こうでは、ナオヤが必?
書きたかったのですよ。




