第5話
こんにちはこんばんは。
久しぶりとなりました、オポチュニアです。
第5話となります。
きのうおかあさんからなぐられたきずは、
いつもよりいたみがつづいていた。
萌黄「ううっ‥いたいよぉ」
いたみをかんじながら、めがさめたら、おかあさんはいなかった。
きょうはあさからいないみたいで、じゆうがいつもよりおおいみたい。
だからねててもだいじょうぶ。
萌黄「よるまでに、なおさなくちゃ‥まだおねーちゃんこないし‥ねてようかな‥。」
きずのてあてのしかたがわからないから、
わたしはねて、いたみをかんじないようにすることにしたの。
でもね、ねておきたら、あたりがとってもくらくて、すごくこわくなったの。
とけいをみたら、まだはりがふたつとも
てっぺんじゃなかったから、いそいで、ふくをととのいて、いえをでたの。
こうえんについて、そういえばまだおねーちゃんこないじかんだったなーっておもって、おやまのゆーぐでまってよーて、おやまのゆーぐをのぞいたらね。
萌黄「‥‥だあれ?おにーちゃん?」
しらないおとこのひとがいたの。
萌黄「‥‥」
幡川「‥‥」
萌黄「‥‥ねえ‥ほんとにだれなの?」
幡川「‥人に聞くならまず自分から言えよ。」
いつもはいないこのおとこのひと、なんだかこわいっ。しらないひとになまえいっちゃだめだって、おねーちゃんいってたからどうしよう‥。
萌黄「わた‥」
幡川「‥幡川‥幡川大輝。」
萌黄「へ?」
幡川「‥オレの名前だ。‥突然悪かったな。言いたくなきゃ言わなければいい。」
萌黄「う‥うん。ありがとう、おにー」
幡川「あと」
萌黄「?」
幡川「その『おにーちゃん』呼びやめろ。大輝って呼べ。」
萌黄「えっ。‥わかった‥だいきくん。」
幡川「それでいい。」
なんだろうこのひと‥こわいひとじゃないのかな。でもなまえは、いわなくていいのはよかった。
のぞいてるのがつかれたから、わたしはだいきくんのとなりにすわった。
幡川「‥なあちびっこ。」
萌黄「‥なあに、だいきくん?」
幡川「‥誰か待ってんのか?」
萌黄「!まってるよ!やさしいおね‥」
わたしはてをくちにくっつけた。
幡川「どうした?」
萌黄「ううん!だいじょーぶ!おねえちゃんをまってたの!」
あぶなかった!おねーちゃんのこと、ほかのひとにはなしたらだめだって、おねーちゃんにいわれてた。
ほんとうのおねえちゃんはいないけど、だいじょうぶだよね?
幡川「おねえちゃん‥か。おねえちゃんと家出でもすんのか?」
萌黄「いえで?」
幡川「知らないのか?家を出る‥つまり、そのおねえちゃんと、一緒に家から離れて暮らすって事だ。」
萌黄「しないとおもう‥たぶん。」
「いえで」か。もしおかあさんとはなれてくらすことになったら、そーなるのかなあ。
でもそれって
萌黄「たのし‥」
幡川「する気があるなら、やめた方が良い。」
萌黄「‥な‥なんで?」
幡川「なんでもだ。あと、おねえちゃんは
いつ来るんだ?来たらすぐ家に帰った方がいい。」
萌黄「やだ!」
幡川「なっ。」
萌黄「ぜったいやだ!おねーちゃんとくらす‥いたっ!」
幡川「どうした!?」
とうぜん、きずからいたみがでてきた。
しなくなったとおもったのに。
幡川「怪我してんなら余計早く帰った方がいい。」
萌黄「‥だいじょーぶー!どうにかなるよぅ
‥いたいぃ‥。」
幡川「はぁ‥」
萌黄「あのね。だいきくん」
幡川「何?」
萌黄「なんでだいきくんは、かえらないのかなぁっておもって。」
幡川「聞いた後すぐ帰るなら教えてやるよ。」
萌黄「なんでぇ」
幡川「最近お前さんみたいな、ちびっこが
よく知らんゴミクズ野郎に殺されているからだ。」
萌黄「‥なにそれ」
幡川「これ見てみろよ。」
そういってだいきくんは、わたしとおんなじとしくらいのおんなのこのしゃしんがのってるかみをわたしにみせてきた。
むずかしいじがおおくてわからないけど、なんかたくさんかいてある。
幡川「この子はな、俺の妹なんだ。」
萌黄「しんじゃったの!?」
幡川「ああ。数年前‥‥俺が家出をしようと言ったばっかりに‥」
だいきくんはしたをむいて、しゃしんがのっているかみをみていた。
萌黄「なんでいえでしようとおもったの」
幡川「お前が分かるようにいうのは難しいけど、
色々あったんだよ。親の期待とか、妹の‥ゆいの事についてとかな。」
萌黄「‥‥」
幡川「ちょっとテストが低いだけで怒鳴るような家だったら、障害があるだけで下に見るような家だったら、出て行きたくなるだろ?」
萌黄「‥だいきくんどなられてたの?」
幡川「まあな。殴られたりもしたけどもう慣れた。『明るくて、家族思い』を演じられるくらいはな。‥ゆいが死んだ今は、俺自身の事についてどうでもいいけど。」
萌黄「‥そうなんだ。」
幡川「‥」
萌黄「‥」
幡川「なあ。」
萌黄「な‥なに?」
幡川「違うかもしんないけど、もしかしてお前‥‥親から暴力受けてんじゃないのか?」
萌黄「え‥そんな‥こと‥」
幡川「受けてんだな‥」
だいきくんからそういわれて、きゅうになみだがでてとまらなくなった。ばれちゃったってきもちがいっぱいで、あたまがぐちゃぐちゃになってるみたい。
幡川「はっきり言うが、児童相談所はあてにならねぇ。」
萌黄「ひぐっ‥なんでぇ。」
幡川「連れ戻されるからだな。あんま信じてくれねぇし。」
萌黄「じゃあどうすればいいの?」
幡川「信頼できる大人と一緒に、逃げればいい。お前さんのお姉さんは今いくつだ?」
萌黄「‥わかんない。」
幡川「はあ!?な‥何でだよ!」
萌黄「なんでっていわれても‥わかんないよぉ。」
幡川「おいっ泣くなよ!」
おねーちゃんのとしなんてわかんないよぉ。
それに、おねーちゃんがたすけるっていってたし、なんていえばいいかわかんないよぉ!!
萌黄「ひぐっ。グスッ」
幡川「‥‥わかった。とりあえずお前さん俺と行動するぞ。」
萌黄「どうしてっ。グスッ。なん」
幡川「本当は姉なんていないんだろ?」
萌黄「でもっ」
幡川「お前さんが言ってる奴は、お前さんが思ってるほど、いい奴じゃない。」
萌黄「そんなこと」
幡川「もし本当にいい奴だったら、こんな時間までお前さんを夜の公園で待たせたりなんかしない‥‥そうだろ?」
萌黄「‥‥でも言ってくれたよ。」
幡川「何を?」
萌黄「助けてくれるって!」
幡川「‥妹を殺した奴もそう言ったさ。」
萌黄「‥‥」
幡川「‥とりあえず今日は家に帰れ。」
萌黄「っ‥いやだよ!なんで!?」
幡川「帰らない方が怒られると思うからな。それに、考える時間も必要だろ?」
萌黄「‥‥」
幡川「もしお前さんが俺と逃げたくなったら、明日の夜8時にここに来い。」
萌黄「‥‥」
幡川「‥無理は言わないけどな。」
萌黄「‥かんがえる。」
わたしはおねーちゃんとやくそくしてたけど、かんがえるためにいえにかえることにした。
いえにかえるとおかあさんはまだいなくて、いえはとてもくらかった。
わたしはいつもどおりにからだをあらって、ねるじゅんびをすることにした。
萌黄「あれ?てぃっしゅない‥」
いつもからだをふくためにつかっているてぃっしゅがない。
どうしようとおもいながら、わたしはいえのなかをさがすことにした。でもおしいれも、てーぶるのあるへやも、くつをおくとこにもない。
萌黄「これじゃあからだあらえないよぉ。」
さがすのがつかれてきたとき、よくわからないとびらがあった。
いえをよくみることがなかったから、なんのへやかはわからない。
萌黄「‥ここにならあるかな。」
しんぱいだったけど、からだをふけないよりかはいいとおもってわたしはとびらをあけた。
萌黄「うわぁ。」
へやのなかにはおおきなべっどと、ぐちゃぐちゃにおかれたようふくに、さくのついた、ものをおくもの?が2つあった。
萌黄「おかあさんこんなおおきなべっどでねてるんだ‥。」
わたしがいつもねているのよりずっとすごくみえて、いやなきもちになった。
萌黄「‥てぃっしゅさがそう。」
てぃっしゅをさがすためにいろいろみていたら、べっどのすぐちかくにてぃっしゅがあった。
萌黄「あ!あった!」
いつもつかっているのよりちいさいけど、あってよかった!
もどろうとおもってたちあがろうとしたら、なにかにあたった。
萌黄「いたっ!なにこれぇ。」
なんだろうとおもって、なにかをみると、きみたいなかんじで、くろいのがついていた。
うらにもなにかついてないかなとおもって、うらをみることにしてうらをみたら
萌黄「だれこのひとたち‥」
やさしそうなかおでわらっているおとこのひとと、おんなのひと、そしてあかちゃんがひとりと、しらないおんなのこがわらいながらうつっているしゃしんがあった。
萌黄「おんなのひと、おかあさんににてる‥」
わからなくなってこわくなったわたしは、しゃしんをおいてもどろうとしたけど、きゅうにさくのおきものからなにかほんがおちた。
萌黄「こんどはなに!!」
へんにきになってほんをのぞくと、なにかがかいてあって、いちばんさいしょはきれいでむずかしかったけど、よみすすめていくうちにぐちゃぐちゃなじだけどよめるとこがあった。
萌黄「『みどりがころされた。まったくしらないたにんに。もういやだ。もえぎがいるのに。』
‥‥なにこれ‥なにこれ!」
わたしのことがかいてあるし、みどりってだれ!?
ほんとしゃしんをおいたあと、
てぃっしゅをなんまいかもっていって、いそいでからだをあらって、いそいでふくをきて、いそいでねるばしょにいった。
からだをあらっているときからどきどきがとまらなくて、なみだもでて、しゃしんとほんがとてもこわかった。
ころされたなんてしらないし。みどりっていうひとも、おとこのひとも、やさしいおんなのひともしらない。
だいきくんとのこともかんがえられなかった。
萌黄「たすけてよ‥おねーちゃん。」
それしかかんがえられなかった。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
百合要素少ないですね。
次回も読んでいただけたら幸いです。
ではまた次の投稿で。




