第2話
こんにちはこんばんは。
久しぶりの投稿となりました、オポチュニアです。
今回は萌黄視点となります。
※暴力表現・暴言表現が含まれます。
ご注意下さい。
わたしには、やさしくしてくれるおねーちゃんがいる。
そのひとは、ほんとうのおねーちゃんじゃないけど、やさしいからすきなの。
萌黄「‥ただいま」
わたしはそういっていえのドアをあけた。
いえにだれもいないのを、さみしいとおもうのがふつうなんだとおもうけど、わたしはちがうの。
わたしはあたりをきょろきょろして、いえにだれかいないかかくにんした。
萌黄「よかった。まだかえってきてない‥。」
あんしんしたわたしは、くつをもともとあったところにもどして、すこしよごれたからだをあらうために、せんめんじょにむかった。いえにはしゃわーがあるけど、つかいかたがわからないから、せんめんじょであらうの。
萌黄「まだなおってないの?」
ふくをぬいだときにみえたけがのあとに、わたしはまたこわくなってきたの。
『大丈夫にするから』
おねーちゃん‥かおるおねーちゃんはそういってくれたけど、やっぱりまだこわいよ。
いそいでからだをあらったあと、ふくをきて、ふとんのへやにいった。
そのとき、
ガチャ。
ドアをあけるおとがきこえたの。
いそいでねたふりをしたけどいみがなくて、らんぼうにてをひっぱられて、そのひとのかおがうつりこんだの。
萌黄「‥‥おかあ」
バシンっ
萌黄「‥っ‥いたっ」
ドガッ
萌黄「やめてぇっ」
由利子「チッ。黙れっ!」
萌黄「いだっ」
なぐられたあと、わたしはそうどなられて、ふくのえりをつかまれた。
由利子「アンタがいるからっっ!わざわざこっちははたらいてんだよっ!アンタがいるからっ!」
萌黄「ひぐっ‥ごめんなさ‥」
由利子「泣くなっ!ホントイライラする‥。」
そのあと、なんかいかなぐられたら、そのひとはすぐにおふろにはいってねたの。
このひとはわたしのおかあさん。
こわくてやさしくなくてだいきらい。
おとうさんにはあったことないけど、きっとこわいひとなんだとおもう。
萌黄「またきずふえちゃうよ。」
からだじゅうがずきずきしてほんとうにいたい。
どんどんふえていくきずのあとと、たくさんないたからひりひりするめで、ねれるかふあんになったけど、めをとじたの。
そしたらね。
めをとじたら、おねーちゃんがでてきたの。
やさしいかおでわたしにわらいかけてくれた。
薫「ふふっ。萌黄ちゃん!これ楽しいよ!」
おねーちゃんのえがおをみて、ふあんなきもちがすこしへったの。
でも、まだふあんだけど、どんなにいたくてもだいじょうぶなはず。
おねーちゃんはきっとたすけてくれる。
やくそくしてくれたもん。
萌黄「おねーちゃん‥.」
あしたのよるも、おねーちゃんにあいにいける。
わたしはおねーちゃんにわらいかけることをかんがえながら、すこしずつねむっていったの。
‥あしたのよるも、すごくたのしみだなぁ。
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‥‥もえぎダメっ‥そのひとは‥。そのひとは‥。
萌黄が寝てから何時間か経ったあと、
名前のわからない誰かが、彼女に語りかけた。
だが、彼女は眠ってしまっていたので、その声に気づかなかった。
それから30分くらいしたあと、その声が止んだ途端に、由利子の部屋にある、一つの写真が飾られている写真立てが、不意に倒れた。
時刻は午前3時。まだ誰も起きていない。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
とても嬉しいです。
展開がめちゃくちゃだったと思いますが、次回もまた続いていきます。
次回は薫目線のお話になる予定ですので、よろしければ、次回も読んでいただけると幸いです。
ではまた次の投稿で。