表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

EP.21『天使の後継者のララバイ』

前回のあらすじ

12天使の兎、エンデュが死に

エンデュを殺したセズザは

デビルデビデビルビルビーとゲマンの融合体

ゲマンゲビゲビグビグビーに倒された。

これによりエンデュの課題をクリアしたかに思えたがまだ

スレイドとウサギの国ユナントは救われていなかったのだった。


ゲマン「オラァ!」

スレイド「ぐわああ!」

ゲマン「オラァ!」

スレイド「ぐわああ!」

スレイドはゲマンに殴られる最中とあることを思い出した。


幼少期のスレイドは他のウサギにイジメられていたのだ

スレイド「おい!てめぇら!いつかお前らを処刑してやる!」

ウサギの子供A「やれるもんならやってみろ!逆にこの場で処刑してやるよ。俺たちは暴虐の王を殺す。みんなの英雄だああああ」

ウサギの子供B「やっちまえ!」

スレイドは10人のウサギの子供にボコボコにされていた


家に帰ると

スレイドの母「スレイド!大丈夫!?全身アザだらけじゃない!」

スレイドの父「おい!何があったんだ?」

スレイド「いつもイジメてくる奴らにこんなマネすると処刑するって言ったんだ。そしたら…」

スレイドは泣きながら母親に言った。

スレイドの母「良い?スレイドあなたはこのウサギの国の王になるの!だけど権力を振り回してはダメですよ!」

スレイド「何も知らないくせに…」

スレイドの父「……ちょっと出かけてくる。」

スレイドの母「あなた!」

スレイドの父はイジメをする子供の親一人一人に事情を告げた。

だが聞き入れてはくれないどころか、親まで参戦して自宅に嫌がらせまで受けた。

スレイド「憎い!あいつら!」

スレイドの母「ダメよ。憎しみを抱いちゃ!」

母は泣いていた。

するとそこにエンデュが現れた。

エンデュ「ホッホッホー!ワシの家族にこんな思いをさせる奴は誰じゃ?」

ウサギの子供Aの父「俺たちだ!俺たちは革命家としてそこのウサギの家族を追い出すのだ!あんたら天使は用済みなんだよ。」

エンデュ「躾がなっておらんのうお主の父親は。」

ウサギの子供Aの父「俺に言っているのか?」

エンデュ「なんの罪もない。存在を虐げて何が革命家じゃ。」

ウサギの子供Aの父「なんだと?このジジイ!子供の遊びに付き合ってやるそれが親だろ?」

エンデュ「嫌がらせが遊びとな。うむぅ、良いこと思いついわい。」

ウサギの子供Aの父「あ?」

エンデュ「ここにいる全員でワシを1発でも殴ってみろ。ワシは反撃せん。殴れたらお主らの勝ちだ。殴れた者にはなんでも叶えてやる!やってみな。」

ウサギの子供Aの父「おう、良い度胸だ」

エンデュは避けた。

エンデュ「どうした。その程度か?」

ウサギの子供Aの父「はぁ、はぁ」

ウサギの子供A「パパ!あいつぶっ飛ばしてよ!俺が王になる為に!」

ウサギの子供Aの父「バカ言え、俺が王になる王子程度で我慢しろ!」

エンデュ「これじゃあ子供が可哀想じゃのぅ。子供は純粋で親の育て方が悪いんじゃ。」

ウサギの子供Bの父「話す余裕あんのかよ?はぁ、はぁ」

エンデュ「話にならないのぅ」

ウサギの子供の親は全員倒れた。

スレイド「すげぇ。」

スレイドはエンデュの姿を見て感銘を受けた。

エンデュ「スレイドや。権力は所詮飾りじゃ、1番大切なのはおのれも強くあることじゃ。」

スレイド「うん!分かったよ!」

しかしその夜スレイドの家は燃やされた。

中にいたスレイドの両親は亡くなった。スレイドはエンデュの元にいた為助かった。

スレイド「うわああああああああああああ」

エンデュ「ワシは、未来を視れたはずなのになんで孫がこうなることを視れなかったのじゃ!」

この時スレイドの中で何かが壊れた。


スレイド「たった今よりこの国は俺が総括する!」

エンデュ「スレイド!辞めるのじゃ!」

スレイド「うるせぇ!親父は次期天使にも選ばれていたはずなのに家族を優先して?王なのに?この権力使わなかったのだ!だから俺は存分に使う。あんたにも学んだことがある!弱いだけじゃ権力は使いものにならないということだ!」

エンデュ「スレイド…」

エンデュ(ワシのせいじゃ!ワシのせいじゃ!)

エンデュは心の中で自分を呪った。

スレイド「おい!衛兵!俺を虐めた奴とその親を皆殺しにしろ!」

衛兵「御意!」


スレイド(俺が愚かだった。強くなんかなかった。俺は心の底でエンデュのじいちゃんを慕ってたんだ。)

ゲマン「オラァ!」

スレイドがゲマンの手を掴んだ。

ゲマンがスレイドの顔を見るとスレイドは涙を流していた。

ゲマン「スレイド、何故お前は俺に攻撃をしないんだ?」

スレイド「エンデュのじいちゃんの教えだよ…」

ゲマン「やはりお前はエンデュの後継ぎに相応しい。12天使の課題は俺が受けているからお前にも俺の課題を与える。エンデュさんのように慕われる奴になれ。」

スレイド「なれるのかな?エンデュのじいちゃんのように。」

ゲマン「きっとなれるはずだ。お前はエンデュさんのひ孫なのだから。」

ゲマンのユナントを救う課題はクリアした。


EP21終わり

次回EP22『ヤサギヌ再び』

アクマのレクイエムキャラ紹介

今回は休み

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ