EP.15『大義の天使エンデュ』
前回のあらすじ
デビルデビデビルビルビーたちの船に乗った天使ヴァールノマは
ハゼラスを氷漬けにして倒した。
しかしヴァールノマの性格は厄介なもので振られたにも関わらず
ルランを付け狙っているのだった。
ヴァールノマはゲマンへの課題として
ルランとの結婚を要求するがゲマンに断られてしまう。
そんな中ハゼラスの王宮へ号令がかかり、
王宮へ向かうのだった。
デビルデビデビルビルビー「ここが王宮か、」
ヴァールノマ「色々と壊れてるなぁハゼラスの旦那の王宮。俺のとこなんか人がわんさか城に上がって来ても壊れないのにな。」
デビルデビデビルビルビー「お前も街持ってんのか?」
ヴァールノマ「天使は全員持ってるんだよ。」
デビルデビデビルビルビー「じゃあ、ゲマンお前も持っているのか?」
ゲマン「…いや」
ヴァールノマ「それはおかしいな、天使になったんならグマンの街貰えるはずなのに。」
ゲマン「…父さん」
ゲマンは何か隠し事があるみたいだった。
ハゼラス「おい!早く来い!」
ヴァールノマ「カンカンだなぁ、ハゼラスの旦那。」
ハゼラス「貴様のせいで!身動き取れねぇじゃねぇか!」
デビルデビデビルビルビー「そりゃ顔以外凍ったままならそうだろうな。でどうやって王宮に戻れた?」
ハゼラス「それは、」
??「それはわしが運んだんじゃよ。」
デビルデビデビルビルビー「ん?なんだこの爺さん?」
ゲマン「!?あなたはエンデュさん!?」
エンデュ「ホッホッホー、元気にしとるかゲマン。」
ヴァールノマ「エンデュのジジイかよ。」
エンデュはヴァールノマに杖を向けた。
エンデュ「ジジイとはなんだ。大体、お主は天使の会議には全く参加せず、先代の遺言の『国を見守れ』と言う役目も放っぽり出し、今では街の娘を追っかけまわす始末、天使としての自覚を持つことじゃ!」
ヴァールノマ「説教かよ。」
エンデュ「ハゼラス、お主もじゃ、すぐにカッとなって辺りかまわず暴れて爆発させて、混乱を招くだけじゃ!ワシが来なかったら王宮まで来れるどころか、永遠に街の氷像になってるとこじゃぞ!」
ハゼラス「クッ!」
エンデュ「2人とも反省するんじゃ!」
デビルデビデビルビルビー「やっとまともな天使が現れた。」
エンデュ「あー、お主がデビルデビデビルビルビーじゃな?シーヤたちから聞いておるよ、メユとタズタではありがとう。」
デビルデビデビルビルビー「ん?感謝されることなんかしてねぇぞ、俺悪魔だしな。」
エンデュ「ホッホー。ところでじゃワシがここに来たのにはお主らに会う為なんじゃ。」
デビルデビデビルビルビー「ん?」
エンデュ「ワシは未来を視ることが出来る能力を持っているのじゃ、だけど視れる未来は1週間までなんじゃ、5日後ワシの街で七大悪魔が殺してまわる未来を視た。その七大悪魔はデビルデビデビルビルビーを連れて来いと呼んでおったのじゃ。名は死神セズザ。ワシも歳じゃからまともには戦えんよ。だけど同年代の中なら1番動けるのじゃ。だからハゼラスは連れてくることは造作もなかったのじゃ。」
デビルデビデビルビルビー「未来を視れる?本当か?じゃあこの街で起こることを視て貰おうか。」
エンデュ「じゃあ視てやろう。白い猫の娘がデビルデビデビルビルビーお主に似た生物を抱えてお主の名前を叫んでいる。後ろにいるのは、悪魔が5体じゃな。」
デビルデビデビルビルビー「白い猫の女?俺に似た生物?まさか!?それが本当なら一大事だ!」
ゲマン「デビルデビデビルビルビー!ルランたちが危ない!」
デビルデビデビルビルビー「エンデュ!いつの未来だ!?」
エンデュ「30分後じゃ。」
ゲマン「距離がある!デビルデビデビルビルビー!花畑へ急ぐぞ!」
デビルデビデビルビルビーとゲマンは飛び出していった。
ヴァールノマ「やれやれ、ここで良いとこ見せればルランちゃんのハートも手に入るかな?」
エンデュ「ヴァールノマ!お主はここにおれ。」
ヴァールノマ「ジジイに指図されたくねぇよ!」
エンデュ「大人しくしておれ。」
ヴァールノマ「フッ、俺は命令を聞くのが1番嫌いなんだ。行くぜ。」
ヴァールノマは追いかけようとした。
だけどエンデュに捕まった。
ヴァールノマ「ジジイ!あんたも2個能力を持ってんのか?」
エンデュ「速いという能力を持っているのじゃ。これがあれば年寄りでも早く動ける!リザジュウガは止める能力があるからお主は解ける、でもワシに止める能力はない、よってお主も何も出来ん。」
デビルデビデビルビルビー「花畑どこだ?!」
ゲマン「2人で探すと埒があかない!デビルデビデビルビルビーはそっちを探せ!」
デビルデビデビルビルビー「ああ!」
ルラン「悪魔が5体も!?」
悪魔A「猫の小娘!お前はデビルデビデビルビルビーの餌なってもらう。」
チビルビー「ルランねぇちゃんから離れろ!」
悪魔B「なんだ?このガキ!」
悪魔A「構わねえ、この娘以外殺せ。」
悪魔B「はいよ!」
するとゲマンが現れてチビルビーを助けた。
ゲマン「外道な悪魔は俺が斬ってやる!」
悪魔A「まさか、天使の雑魚が来るとはな。」
ゲマン「確かに俺は12天使の中でもまだまだ半人前だ。だがお前らに大人しくやられてやるほどお利口じゃないんだよ!」
EP15終わり
次回EP16『グマンの背中』
アクマのレクイエムキャラ紹介
キャラ名【エンデュ】
能力【視る、速い】
所属【12天使】
年齢【94歳】
出身地【ユナント】
好物【3色団子】
嫌いなもの【チゲスープ】
兄弟姉妹【弟、デュエイ】