辛い思いとサラマンダー
作者、ちょっと仕事忙しい。
更新がんばる。
ちょっとした問題が発生した。
【火蜥蜴の鱗】をどうやって食べたらいいのかわからない。
【はじける稲穂】は炎を吐き、煎り米モドキにすることでどうにかなった。
【茨竜の花】はそのままでも食べられた。
おかげでソーンドラゴン、イナホドリの召喚ができるようになった。
【ソーンドラゴン 20DP】
【竜の姿を象る茨の魔物】
【美しい花を咲かせ、獲物を誘う】
【別名 花園の守護竜】
【イナホドリ 5DP】
【黄金色の羽を持つ鳥の魔物】
【美しい尾羽には黄金色の稲穂が実る】
【弱い雷の魔法を使う】
でも、ここで問題。
鱗の食べ方が思いつかない。
鱗なんてものは普通は食べないし、とりあえず炙ってみたけど、火蜥蜴というだけあって意味がなかった。
うーん…。
しょうがない、これは丸飲みで妥協するしかあるまい。
ごくん。
「カッ………辛ーーーーーーーっ!!!」
*
鷹の爪を齧ったときみたいに辛かった…。
口の辛さはスライムゼリーを食べまくってどうにかした。
【サラマンダー 5DP】
【炎を纏う小型のトカゲ型魔物】
【燃やせるものならなんでも食べる】
おかげでサラマンダーという魔物が召喚できるようになった。
サラマンダーを一匹呼んでみると、30センチほどの橙色のトカゲが現れた。
ヒョウモントカゲモドキによく似ている。
くりくりした目がとても可愛らしい。
呼び出されたサラマンダーは、すぐに大鍋の方へ歩いていくと、真下にスルリと潜り込んだ。
『くきゅ!』
ひと声鳴くとサラマンダーは炎に包まれた。
鍋の下で燃える様は、まるでコンロのようだ。
「もしかして、コンロの代わりになるって教えてくれたの?」
『くきゅ!』
肯定の意が伝わってくる。
コンロがあるだけで、いろいろな料理が作れるようになる!
辛い思いをしてよかった!