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魔法学園の生徒と師匠の旅  作者: もちきんちゃく
第一章
9/77

出発

「むにぃ・・・むぐぅ・・・」

朝日が昇り窓から入る光が徐々に明るくなり始めた時間、ランはまだ夢の中だった

レイはさっさと身支度を整え、部屋の窓を開ける、宿屋の外では街の人々がすでに各々活動を始めているようだった。

朝食を準備している家が多いのだろう、風にのって色んな食物の匂いが運ばれてくる

レイは気持ちよさそうに眠るランをそのままにし、部屋をそっと出ていく。


ぽかぽか暖かい、暑すぎず寒くもない丁度いいこの気温、もうそろそろ起きなければと思う気持ちと

後もう少し、もう少しだけこのままでと思う気持ちがぐるぐると自分の周りを回っている気がした。


(早く起きないと・・・ししょぉにおこられ・・・る・・・)


と、頭では理解しているつもりでも、体は正直なもので起きようとしてくれなかった。


カチャリとドアが開く音がした。

「ランそろそろ起きろ、朝食を持ってきた」

レイの声が聞こえると、途端に意識がクリアになっていく気がした。


「はむぅ!起きます!起きてます!!」


ガバッっと勢いよく起き上がりレイの方を見る、レイは部屋に備え付けのテーブルの上に

サンドイッチと飲み物が入った器を並べていた。


「早く顔を洗ってこい、ヨダレで口元が残念なことになっているぞ。」

「イッテキマス!!!」


部屋に備え付けの洗面台に慌てて行き、顔を洗い、髪を整え、鏡の前でニッコリ。


「うん!今日も笑顔で過ごせますように!」


自分自身に気合をいれて部屋に戻り椅子に座る

「いただきます」

「いただきまーす!」


二人揃って食事を摂り始めた。シャキシャキな野菜と食べごたえのある鶏肉がサンドしてある

もう一つは食べやすい大きさにカットしたゆで卵と野菜とハムが具のサンドイッチだ

レイは食事を取りつつランに話しかけた

「朝確認したが神殿の近くの村まで馬車が出ているそうだ。今日はそれに乗って移動する」


もぐもぐと口を動かしながら、レイの話に頷くラン、二人は食べ終わってから宿屋を後にし目的地に行くために出発するのだった。

登場人物

レイ・アルベルト【ランの師匠、】

ラン・メリール【レイの弟子、すぐ起きれないタイプ】



読んでいただけて感謝です。

面白かった、続きが気になるとか思っていたけたら

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心の中でサンバを踊りながら喜びます。

マイペース更新ですがよろしくお願いいたします。

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