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時計男
万感の鼓動を携えて
笑顔のマークを剥がしていく
杖突男の見た今が
音を立てて増えていく
戻せよ、王よ
日は僅か Ah
晩秋の静けさを従えて
笑顔のフェイクを讃えていく
杖突男の見た今が
音を立てて増えていく
戻せよ、王よ
キミは僅か Ah
此処はDEBUG・ROOM
笑顔で告げた男の
顔に張り付く時計だけ
此処はDEBUG・ROOM
僕に告げた男は
手帳だけ差し出した
キミよ未だ止まるな
思いは万感の
鼓動の生まれる地
自我だけを携えて
キミよまた歩けよ
此処はDEBUG・ROOM
笑顔で告げた男の
顔に張り付く時計だけ
此処はDEBUG・ROOM
僕に告げた男は
手帳だけ差し出した