D-69:遠距離配達問題
D-69:遠距離配達問題
Fは取り敢えずトロイを迎え、客人用ソファに座らせた。
「フォッフォッフォッ、リンナさんも来ておったか」
「私は席をはずした方がいいかしら?」
「いや構わんよ。リンナさんなら信用できる」
そういうとトロイは自らの鞄の中をあさり始めた。
「わしがF君やドッペル君に頼みたい用事と言うのはこれじゃよ」
トロイが取り出したのは木箱だった。ずいぶんと古い。大きさはレンガくらい。
「開けてみてくれ」
Fが箱を手にとって開く。中に入っていたのは何の変哲もない、ひとつの鍵だった。
「これは………?」
「ルワーユにある、ある屋敷の鍵じゃ。これをその屋敷に届けてほしい。誰もいなければ郵便おけに入れるだけで結構じゃ」
………それが依頼なのか?
「どうして通常の郵便システムを使わないの?そっちの方が圧倒的に早くて着実でしょ?」
Fが思っていたことをそのままリンナが聞いてくれた。
そう、郵便システムを使えばプロがルワーユへなら3日で届けてくれるし、自らルワーユへ行くよりもずっと安価だ。
「いいや、わしは君たちに頼みたい。本当はわしがいくべきなんじゃが、もう歳でな。──少し老いぼれの昔話に付き合ってくれかな?」
こんにちは。ななるです。
お久し振りです!完治じゃないけど、開き直ります!お待たせしてごめんなさいです………
今回はとても短めです。次回とその次は小タイトルにちょっとした仕組みをいれるのでお楽しみに!
次回があれば、またお会いしましょう!




