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D-28:会議と相関



D-28:会議と相関



 カフェ『あまやどり』にあと五分というところで、だんだんと徒然会メンバーが揃い始めた。


「あら、エンちゃんにリリィちゃん、それからFちゃん、ドッペルちゃん、お待たせね。」

スナック『cherry』のママ。香水がどぎついマダムだ。名前と年は教えて貰えなかった。


「ゴメンアソバセっ。遅刻では無いわよねぇ?」

『バルスチア・ジュエリー』の店主。バルスチア。化粧の濃い、小肥りの女性。年は40半ばだと思う。


「あれ!もうこんな時間か。歳は取りたくないもんじゃ。」

黒いタキシード、品のある白い髭、丸い眼鏡が愛嬌のあるトロイ。徒然町に面したマンションを経営している。


他にも何人か来て、カフェ『あまやどり』はほぼ満席になった。


「さて、徒然会を始めましょうか!」


町内会長リリィは無邪気に声をあげた。


─────────────


「今日の議題は『テトラ区からドラゴンロードへの人気店の進出問題』についてです。ご存知の通り、近年、特に最近になってドラゴンロードに多くの店が出来ました。鍛冶屋、食事処、大型食品店、魔道具店……数え出せばきりがない。しかも、それらはフラッタ本通り、この徒然町を含め多くの店に悪影響を与えています。そこで!今こそ我々が手を取り合って、何か対策を打つべき、ということです。」


完璧な司会っぷりのリリィ。クレアの姉御が書いたカンペをちゃんと読みきった。悪びれもなく堂々と読んでいる姿がまた可愛い……!


オレは誰よりも大きな拍手を贈った。

「ブラボーおおお!」


「しっ、エンさん静かに!」


ドッペルに注意されてしまった。


「何か意見を。」


リリィは眼鏡をかけ直し、全員をゆっくり見渡した。普段は頼り無いリリィだが、意外にも司会というのは性にあっているのかもしれない。


「──そうねぇ。確かにリリィちゃんの言う通りこのままじゃ不味いけれど、案って言われても向こうの方が人気なのは仕方無いんじゃないかしらあ?」


cherryママがゆっくりと同意を求める。


「そうよ。店がつぶれるのはその店の責任ですわ。わざわざ話し合う必要なんてありません──ああ、別に貴女のことを言ってるわけじゃ無いのよ?お気になさらず。」


バルスチアがふふふ、と意地悪な笑い方をする。

店内が少し静かになった。


オレは姉御の方をちらっと見たが、意外にもそこまで気にしていないようで、いつも通りの声でこう言った。


「ああ、確かにそうだな。店のつぶれるのは店の責任だ。協力してどうこう、なんて簡単なことじゃない。ただ、私は()()()()()()()()()()()()()()()()()、ということを皆で話し合いたいのさ。」


姉御は挑発的な笑みでバルスチアを見返す。


バルスチアはふんっ、と大きく鼻を鳴らしそっぽを向いた。


「へえ、スパイ?面白そうだね。もっと聞かせてよ!」


ドッペルが興味を持ったようで、さっきよりも前屈みになって話を催促する。


Fは興味が無いのか頬図えをついていた。   


「エン君。」


「ふあっっ!」


いつの間にか耳許まで近づいていたリリィがオレにそっと囁いた。


くっそ、不意討ち……収まれ、心臓。このままだと破裂しちまう。


「今日も雲行きが怪しそうなので……いざとなったらお願いしても、いい?」


上目遣いは反則だろおおおお!可愛すぎかっ!


「……ワカッタ……マカセロ……。」


エンのメンタルは限界を迎えていた。

こんにちは。ななるです。


最近、日本中で災害が頻繁に起こっています。被災された方、または家族が被災された方がいる一方で何事もなくいつも通りの人もいる。


辛いときは「なぜ」とか「どうして」とか「あの人は」とか考えがちです。逆に辛くない人は「こんなことがあるのか」と他人事にしがち。


でも大切なのはそんなことじゃないと思うんです。


ちゃんと今の現状に向き合うこと、自分に起こったこと、起こるかもしれないことをちゃんと整理して、上手く避けていきましょう。逃げて行きましょう。

乗りきろう、なんて立派なことは言えませんが、そっちの方が気が楽です。

疲れたら夢を見ましょう。逃げたら出来ること、したいことを見つけましょう。それだけ掴めば大丈夫。


少しでも誰かに夢が与えられる作品が書けるよう、精進していきたいです!


長文失礼しました。


次回があれば、またお会いしましょう!

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