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大学生探偵・東雲倫吾のパズル帳  作者: 黒川 結
第1章 「大学生探偵の日常」
7/67

03 =足し算= *出題編

 前も言った気がするけど、うちのアパート……MK荘には「談話室」なるものがある。

 1階をまるっと占領したその部屋は、キッチンとテレビとソファが設置された、広いリビングダイニングみたいな空間になっている。

 どうして管理が上手くいっているのか、正直謎ではある。

 けど、まあ、利用してる側としては、キッチンも部屋に備え付けのやつより使いやすいし、あとテレビはでかいし、割と重宝している部屋だ。

 カーテン閉め切って映画見んのすげー楽しい。

 あとは、変に遅い時間とかじゃなければ、だいたい誰かがいるから、ちょっと暇なときとかに行ったりとか。

 とにかく、MK荘の憩いの場な訳だ、うん。


 その日、バイト帰りの俺は、ちょっとコーヒーが飲みたくなった。

 俺の部屋にはコーヒー豆はおろかインスタントコーヒーすらない。帰る前に談話室だな、とひとりで頷いた。

 微妙な時間だからどうだろう、と思いながら談話室を覗くと、眼鏡をかけた少年がソファに座ってテレビを見ていた。

 俺に気付いた少年がこちらを見る。

「あ、りん君だ」

「静慈くんじゃん。何してんのー?」

 少年――常盤ときわ 静慈せいじ、中学生。MK荘に住む住人の中でも最年少。穏やかな顔と性格は、MK荘の癒しだ。

「テレビ見てただけ。誰も来ないからちょっと暇だった」

「メールしてくれれば全力で来たのに」

「りん君バイト中だったでしょ……あ、そうそう。さっきテレビ見てたら、こんな問題が出てたんだけど、りん君分かる?」

 そう前置きして、静慈くんはテレビで出ていたという問題を教えてくれた。


『3+4 =  7

 4+5 =  9

 5+6 = 11

 6+7 =  1


 これは一体、何の式?』

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