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大学生探偵・東雲倫吾のパズル帳  作者: 黒川 結
第3章 「大学生探偵と春祭り」
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02 =黄色の伝言= *出題編

 夜、帰宅してきたリリーさんに祭りについて問うと、あっさり答えが返ってきた。

「ええ、そうなの、今年はうちの会社が提携に入ってるんですって」

 リリーさんは水飴好きが高じて日本に来た、生粋の水飴マニアである。当然、就職先も水飴製造会社だった。

「屋台も出すらしくて、私も開催側で行く予定なの。ぜひ皆で来てね」

「もちろん行きます」

 元々行くつもりではあったけど、リリーさんが開催側として参加するなら、これはもう行く義務が発生しているといっても過言じゃない。

「烈くんも間が悪いわよね。もう出国しちゃったんでしょう?」

「想普の言葉を信じるなら、多分」

 くだんの黄色怪人は数日前、“ちょっと東欧辺り行ってくる”などとうわ言を言って出かけて行った。ただ、個人的には本当に東欧に行ってるかはちょっと疑っている。

 とはいえ、遠出すると宣言して出かけたということは、今までの例からして二週間は戻ってこないだろう。

「あ、そういえば」

 リリーさんがぱちりと手を叩き、ごそごそと鞄をまさぐる。

「烈くんから預かってたの。“私が出かけたら渡してくれ”だって」

 そう言って、リリーさんは2枚の紙を取り出し、そのうちの1枚をこちらに差し出した。

 その不吉な薄黄色の紙には、こう書かれていた。


『A君、Bさん、Cちゃんの3人がカレーを食べにきた。

 全員、500円のポークカレーを一皿ずつ頼み、それぞれ好きなトッピングをしたところ、全員の合計金額が2,230円になった。


A君  「それぞれ、2種類のトッピングを乗せたよ。全員の注文を合わせると、どのトッピングも1つ以上は注文したね」

Bさん 「Cちゃんのトッピングのうちのひとつは一番高いやつだけど、合計金額が1番高いのはCちゃんじゃないな」

Cちゃん「Bさんの注文内容は、A君の注文内容より50円高いわね」


料金表

 温泉タマゴ :  30円

 チーズ   :  50円

 コロッケ  : 100円

 野菜ソテー : 170円

 焼きチキン : 210円


 さて、誰がどんなトッピングを乗せた?』

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