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大学生探偵・東雲倫吾のパズル帳  作者: 黒川 結
第2章 「大学生探偵とパズル・レストラン」
31/67

07 =スペシャルメニュー= *出題編

 メインディッシュもデザートも食べ終え、食事も謎も食べ納め、という気分だった。

「倫吾、何か頼むか?」

「いや、もう解き収めにしとく」

 想普がコーヒーを飲みながら聞いてくるが、俺は首を横に振る。

 謎だけなら解けなくないけど、もう腹は一杯だ。謎を解いて料理が出てこられても困る。

「おや、それは残念ですな。スペシャルメニューが残っておりますのに」

 不意に横から老紳士が話しかけてきた。

 ……スペシャルメニュー?

 解いた謎の数とメニューに載っている品数を比べると、確かにまだ頼んでいないものがある。それがそうなのか? でも、そういうメニューがあるなら想普が先に言いそうなもんだけど……。


 その瞬間、脳に電撃が走ったような気がした。


 俺は椅子を鳴らして立ち上がる。最初は何気なく通り過ぎてしまったけど、そういえば、入口付近に何故か小さな本棚があった。あれがヒントになるに違いない。

 本棚の前にしゃがみこんで中身を物色する。レストランに置くにしては少々独特なラインナップだった。

 『天文情報1996』『星座ハンドブック』『よくわかる世界の神話』『近現代美術の謎』『贈りたくなる花言葉図鑑』『広辞苑』『英和辞典』……。

 俺は目当ての本を抜き出して、目的のページを探す。紙を捲ると、探していた単語が現れた。

「……これだ」

 思わず呟き、振り返ると、想普が満足そうな笑みを浮かべて頷いていた。

 一方、老紳士は無表情ながら緊張が見て取れる。

「東雲様、もしや、最後の問題を発見なさったのですか?」

 その問いに、俺はうなずき、口を開いた。


※注釈:本棚のラインナップはフィクションです。同タイトルの本を探して調べないと答えが分からない、ということはありません。

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