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大学生探偵・東雲倫吾のパズル帳  作者: 黒川 結
第1章 「大学生探偵の日常」
17/67

08 =色パズル・2= *出題編

 その日、バイト帰りの俺は夜道を歩いていた。

「…………」

 その、夜道を歩く俺の背後。

 こつこつと音がする。

 靴音が付いてくる。

「…………」

 靴音が付いてくるのに気づいたのは少し前だが、思い返すとこの靴音はバイト先を出た辺りから付いてきていたような気がする。

 たまたまなのか、あるいはストーカーか、何かの謎を解いたことで犯人に逆恨みされてるか……。

 とりあえず、たまたまの可能性を確かめてみよう。

 俺はちらりと振り返り、背後を伺おうとした。

 だがその瞬間、背後からすごい勢いで腕が迫ってきた。

「……!」

 やばい!

 と思った瞬間には、その腕は俺の体を拘束していた。

 そして肺を圧迫しそうなほど締め上げられる。

 抜け出そうと抵抗するが、相手の力の方が強い。

 まずい……近道だからって人気のない道通るんじゃなかった!

 危機を覚悟したとき、ふと、相手の腕が目に入った。

 相手の――黄色いジャージに包まれた腕が。

「……え」

 思わず声が出た。

 そして背後の人物は、俺の首筋に顔を埋めた。

「すーはーすーはーすーはー」

「うわああああああっ!?」

 なんか匂い嗅がれてる!

 黄色が! 黄色がー!

「ふんすふんすぴすーぴすー」

「ぎゃー! うわああ! うわああ! 馬鹿やめろ放せえっ!」

 先ほどの抵抗よりもさらにがむしゃらに暴れてみたが、びくともしない。

 ちくしょう、馬鹿力め!

 そして背後の人物が言った。

「さあて問題だ」

「解いてる場合かーっ!」

 俺の叫びを意に介さず、背後の人物はこう続けた。


「黒黄赤、緑白赤、緑白橙。さて、この並びの法則は?」

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