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06 =数字と矢印= *出題編
「やほー」
「あ、おつかれー」
とある休日の昼下がり。談話室に入ると、スマホをいじる少女が出迎えてくれた。
神無月 心夢。桃色の派手な髪飾りがよく似合う女子高生だ。
見た目だけなら遊んでる風に見える子だけど、中身が全然違う。派手な見た目を裏切って、むしろ古風。派手なのは喋り方と見た目だけだ。
俺はそういう派手なタイプが苦手だから、最初、彼女が入居したての時はやたらびくびくしていた覚えがある。
その時の名残で、俺からの呼び方はいまだにさん付け。彼女の方が年下なんだけど。
「ねー倫吾聞いて、こないだアオがね……」
「なになに?」
あと、心夢さんは葵の幼馴染みでもある。
二人の話題にはお互いの話がちょくちょく出てくるので、聞いているとちょっと面白い。
ひとしきり喋った後、スマホの画面を見ていた心夢さんがふと顔を上げて「そうだ!」と目を輝かせた。
「こないださ、良い問題思いついたんだけど」
「思いついた?」
「うん、思いついた。倫吾こういうの好きでしょ? 解く?」
「もちろん解く!」
俺が気合を込めて頷くと、心夢さんはスマホを少し操作した後、その画面をこちらに向けて突き出した。
画面はこんな内容が表示されていた。
『2↓ 6↑ 2← 1← 7↓』




