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deux

あるところに2人の夫婦が平和に暮らしていた。

「た、大変です〜!」

『どうした。また川で何か拾っ...んなぁ!!??』

「こ、子供...」

妻の椿が拾ってきたのはまだ10歳くらいの少年。手には刀を持っていた

「川に洗濯に行ったら...流れてきたんです!」

『とりあえず治療だ!怪我をしている』


2日後その少年は目を覚まし、何かを探すそぶりを見せた。


少年「どこだ...ここは。ケン..トウカ...エン...どこ行ったんだ」

『君は川に流されてここまで辿り着いたんだよ。妻が見つけてなかったら死んでいたかもしれない。それにその胸の傷...抉られたようだが何があったんだ』

少年は重い口を開き涙を流しながら話した。


「おれの名前はコウレイ。5歳の時に親に捨てられ、鬼の家畜として飼われてきた。おれの友達のケン、エン、トウカも同じだ。鬼達は何人もの子供をさらって家畜としている。おれたち4人はいつかここを出て自由に生きようと試みていた。

あそこでの生活は最悪だった。女のトウカは鬼のリーダー「鬼神」に気に入られ、被害を加えられたことはないが、おれとケン、エンの三人は男だから、重労働、拷問が当たり前の日々だった。

そして1週間前、脱出のチャンスが訪れた。

俺たち四人は隙を伺って逃げ出そうとした。

でも鬼に見つかり、俺は胸に傷を、トウカは片目を、ケンは腹を、エンは背中を刺され、重傷を負ったまま川に流された。

記憶はそこまで。おれは鬼を駆逐する。どこにいるかわからないあいつらのためにも。まだ残されてるさらわれたやつらのためにも。必ず」

『話はわかった。だがコウレイくん。君にそんな力はあるのかい?それに鬼の退治は神器を持つもののみができる。いや、その者にしかできない。やつらを倒すならそれ相応の力を手に入れるか、王器を見つけ出すか、だ。』

コウレイ「王器...どこにあるんだ!?おしえてくれ!」

『いや、しらん(真顔)』

コウレイ「使えな」

『命の恩人にいう言葉か。おれは昔剣術の達人と言われた男だ。剣術くらいなら教えてやる』

コウレイ「お願いします」

『ころころ態度変えるな』


こうして二人の訓練は始まった。


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