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神人戦争  作者: 鈴仙R
6/14

再編成

洞窟はいつも以上に暗く感じた。

実際暗かったのかもしれない

気づかないだけで基地からの光が漏れていたのかもしれない

基地についた。

基地の外見に変化はない。

しかし中には人気がなかった。

全滅だ。

基地中に広がる腐敗臭、そして、おびただしい姿になった死体。

みんな体が真っ黒だった。

「大上君…これは…」

「ハカセの死体がないな。逃げおおせたのかもしくは教授側の人間だったのか…」

「教授側なら俺たちに逃げろというわけがないだろ」

俺はハカセが悪人だとは思えなかった。

確かに、教授に懐いていたし、付き合いは短いけどそんな気だけはした

「私も神道さんの言うとおりだと思います。ハカセさんに人を殺す、ということはできないと思います」

「そうであります‼我が輩には人は殺せないであります‼」

ハカセの声が聞こえた。しかし姿は見えない。

「ハカセ‼どこだ!?」

「ここであります‼」

声はするのに姿が見えない。

「…これじゃないかな?」

中川が苦笑いしながら目の前に積まれた死体と崩れた本の山を指差した。

「早く出してほしいであります…」

掘り返すとハカセのメガネが見えた。

「た、助かったであります…」

「さっそくで悪いが何があった?」

「は、はいであります‼」

ハカセの説明はあまりに短いものだった

教授が何かのスイッチを押したら激しい地鳴りと高温とともに神が現れた

ハカセは地鳴りの時崩れた本の山に埋まったらしい。

そして俺たちに逃げろと伝えた後俺たちと同様にシールと紋章の重複効果を使用し避難

「なるほど…幸いお前は人が死ぬのを見ずにすんだのか」

「はいであります。ところでこれを聞いてほしいであります。」

「ちょっと待てハカセ」

俺は胸に抱いていた疑問をハカセに問う

「清水のことは聞かないのか?」

空気が重くなったように感じた。

しかしハカセは

「聞けば分かるであります」

ハカセはパソコンの前に座りある音声データを開いた。

「いいか、お前たち。周りのゴミは殺してもいい。だがあの帽子をかぶった奴だけは殺すな」

「っ!?この声」

「教授か…手柄だぞハカセ」

「くっくっく…まさか私たちの計画の最後の一ピースが泉…お前だったとは。これで私たちの人類神化計画は完遂されるのか。」

「人類神化計画?なんなんでしょう…」

「音声データはここで終わりであります」

計画については何もわからないがただ一つ朗報が分かった

清水は、泉は生きている

「よし、泉さんを助けに行くぞ」

「ああ‼」

泉が生きているなら俺たちは助けに行かなきゃな、それがおれたちにできる最善の手だ

「で、でも、どこにいるかなんてわからないんじゃ…」

「それは大丈夫であります。実は以前から作れと言われていた品があるのであります」

それは発信機だった。

恐らく、教授の手が自分に伸びることを予測していたのだろう

もしくは別の目的なんだろうか?

「この情報によると、拠点は東京、国会議事堂跡付近であります」

国会議事堂…か

「どうした、神道」

「あぁ、いやなんでもない」

本当は国会議事堂には行きたくなかった。

もう、無くなってしまったが、国会議事堂にはいい思い出がない

おやじが働いていた場所だったところだったから

どうも鈴仙Rです

今回は短いですが、後半部分の助走のようなものだと思ってください。

さて、今回から一気にクライマックスまで突っ走ります。

次回からは、おそらく長い文が続くと思われますがよろしければお付き合いください

では、また次回お会いしましょう


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