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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

"绽放"

掲載日:2026/02/13

先生は、切開された僕の腹膜の内側に触れると、次に眼鏡を外して、顔を(うず)め始めた



無影灯の冷たい光の下で液躰音が、ぴちゃぴちゃとこだまする

僕は、先生が僕の深い所を感じてくれて居るのが嬉しくて愛おしくなり、彼の後頭部を、慈母の様に撫で(さす)った


麻酔が効いて居るのか、腹部には、ほとんどの感覚が無い

先生の手が触れて居る、その感触が感じられない事が僕にはつらかったが、少しすると麻酔をして居ても感じられるような、身をよじる様な悦びの波が全身に拡がって居った


視れば、先生が、紅い躰液に濡れそぼった僕の臓物───淫靡にぬらぬらと光る肉の管を咥えて、にっ、と嗤って居た




今日は


ここまでにしようか



先生が、顔に付いた躰液を拭きもしないまま、僕に言う

僕が「こんなものだけで」「本当は先生は、満足されていらっしゃない筈です」と返すと、先生は「しかし………」と困った様に笑った



「僕は」


「まだ満足して居ませんよ」


自分の唇を嘗めたあと、続ける



「もっと、僕を悦ばせて下さい」


切開された箇所に両手を差し込むと、僕は無理矢理にそれを左右に引いて、裂き開いた


噎せ返る僕の内側の匂いが、部屋いっぱいに散らばっていく

僕は、「この蜜が」「先生にとって、甘い物でありますように」と思った



先生は瞳を震わせて狼狽えながら、それでも抗え無い衝動に動かされて、少しずつ僕に歩き寄って来た


もう少しすれば麻酔は終わる

本当ならこんな遊びをして居る時間では無かったが、僕も先生も狂った昂奮に突き動かされ、既に後に戻れそうには無かった



平時とは違う、けだものの乱暴さで先生が僕の中へ顔を(うず)める

麻酔でも隠せないような激しい噛み傷の痛みが、快楽と共に僕の内面で跳ね返り暴れ狂った



先生が顔を離す


視れば、先生はすっかりいつもの物憂げな表情で、口の中ではもぐもぐと僕の肉を咀嚼して居る

僕が、嬉しさに瞳を濡らしながら「美味しいですか」と尋ねると、「まあ」「そうだな」と答える

程無くして、先生は眼鏡をかけて、いつもの顔に戻ってしまった



僕は身を起こすと、まばたきもせずに、先生が僕の躰に付けた不可逆的な痕を視た


「嬉しい………」



先生が、「縫合を始めるぞ」と事務的に僕をベッドに押し倒した

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