神の指で今日も。
世界はいつも、少しずつ間違えて、少しずつ育っていく。
神も人も、完璧にはなれない。
だからこそ、面白いのかもしれない。
マニュアルには、今日も同じ一文。
《この二人で子孫繁栄、村を作り、国を興そう》
《※すべての世界は異なるが、神の心はひとつである。》
……ええ、わかってます。
そして、今度もたぶん、途中で何かしら間違えます。
でも、
そのたびに風が吹いて、誰かが笑って、
世界は、また始まるんです。
神、今日もわちゃわちゃ奮闘中。
――世界の繁栄、進行中。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これは、小さな箱庭を見守る神様の物語でした。
そして同時に、“人が生きること”そのものを讃える、人間賛歌でもあります。
よかったら、ひとことでも感想をいただけたら嬉しいです。
その一言が、神様も私も、少し救われる気がします。
なお、連載中の長編 『魔素の聖女と観測者』 では、
この優しい神様とは違う、「沈黙する神」と「信仰の重さ」を描いています。
少し重い世界ですが、もし興味を持ってくださったら、ぜひ覗いてみてください。




