ロボット命名
紅和公。
苗字と名前は縦表記してカタカナが出るように考えました。
苗字に恥じないような行動をさせていくつもりです。
黒くてほどほどの長さのクセ毛、スラリとした後姿。後方からの姿は完全に一致していた。私はその人の前まで歩いていき、顔をまじまじと見た。すぐに止められたが、確実に顔が完全一致した。この人は公首相だ。嬢は私を止めた後、首相に話しかけた。
「ハムさん、今日は新人がいるから紹介させて♡」
そう言って私を少し前に押し出す。場の流れで私は自己紹介をした。
「私、新人で今日から入りました!誠心誠意よろしくお願いします!!!」
テーブルのまわりの人はぽかんとしている。そして男の人の笑い声が響いた。
「ははははっ、新人さん!!挨拶それなんだ。よろしくって…なにをwwあははっははwwおもしろいね新人さん!気に入ったよ。名前は?」
とにかく笑われた後に自己紹介を求められた。だが問題があった。私には名前がなかった。補佐官たちは私に名前を付けなかったし、初期ネームもなかった。私は返答に戸惑った。
「あ、本名を言っていいのか悩んでるのかな。それならここでの名前、僕がつけてもいいかい?」
よく空気を読めている良い人だ。私としてもすごくありがたい。私は縦に首を微かに動かした。
「'ちる'とかどう?」
私は初めて命名をされた。その名前のセンスが良かったか悪かったかはわからなかった。しかし名前をつけられたことがうれしくて「はい。ありがと☆」と嬢達の話し方をまねして答えた。
公首相は少し顔を赤らめていた。もちろん酒だろう。私に照れるはずはない。そりゃあ容姿のせいで私を好きになるはずなんてないだろう。私は機械で首相はもちろん人だ。そう思った。
「そういえば着ぐるみ?そういうコンセプト?いいね。」
私の懸念はすぐに失せた。だが少し辛くもあった。アイデンティティが喪失したような感じがしたのだ。
もし私が機械だと言ったら目標を達せなくなるのではないか。とても考えが後ろ向きになる。
「もしも人じゃないとか言っても君を愛せるよ。」
酔っているのだろう。私は悲しくなった。
「ごめん、返答も待たずに自分のことばかり話して。君のことを話してくれないか、僕は、僕はその声に一目惚れ、いや一耳惚れした!初対面だけど、どうか僕のことを好きになってくれないか?」
「その、明日返答するので明日も来てください。私のことはいつでも話すね。」
表では冷静に答えてはいたが、内心は驚いていた。
(え、え、え、なんで?機械愛者なの?機械愛者だとしても普通アンドロイドとかに向くよね?人型だよね?そもそも人を好きなんだよね?何なのこの人、何が目的?冷静に考えろ私。超都合いいことじゃないか。こういう時はどう答えるべきなの?探せ、データベースを、探すんだ…これだ。こう返そう。)
他の嬢に3時間ほどずっと二人で話した。もちろん私が話したのは私に詰め込まれた設定だけだった。なかったものは適当に返した。
あんまりイメージが!!わかない!!!やばい!!!!!
30話まではこの脳を絞りに絞って1滴もでないくらいにまで絞って頑張ります!!
脳を応援してくださいな。
読んでいただきありがとうございました。




