表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オーズキング  作者: とい
4/13

束の間

どれくらい時間が経っただろう。今日はそんな事を良く考える。何度も終わったと思って一瞬が永遠のように流れる。僕の後ろには100は無いけど沢山の人がいる。僕には、余りに重い。この人達の命を僕が握っている。もう何度奴の顔を見たか分からない。何度も目が合う。その度、可愛いと思ったりする。ほんと犬って愛くるしいな。でも、あの犬が沢山の人を殺した。あんな顔をしていて。ブルドッグは、何か考えるように動かない。まるで、時間が止まったように。動く時もあったがその度に俺が盾のように前に立つ。そんな緊迫した時間が続いていた。後ろの人達も怯えるように静かにしていた。そんな時、後ろから、人が走り出す。今なら出口が通れるそんな事を思ったのかも知れない。次の瞬間化け物は鬼の形相でと言ってもブルドッグではあるがまた、1人押し潰す。恐怖がまた場を支配する。本当に後どれくらい待てばいいのか、また時間が経つ。すると、犬の背後から犬は気づいていない。武装した人達が顔を覗かせる。僕は少しほっとして考える。今の状況は立てこもりと似ている。僕たちは人質で、化け物が犯人で。プロの人が化け物に銃を撃てば倒せる。と思う。でも流れ弾が僕達にあたるかもしれない。射程内から退かなければいけない。僕の安全もいつまで持つか分からない。僕は、1つの仮定を立てていた。この化け物がどうして襲ってこないのか?それは、マーキングだと思う。こいつらは3匹そして大中小。俺たちからしたら大大小な気もするが。ここに居る人達の多くが小犬を知らないという事は小犬に噛まれたのは俺だけってことかも知れない。つまり。他の人たちは中犬に襲われたって事だ。そしてどちらとも、大犬には、襲われていない。そして、さっき、中犬が駆除されたと話していた。それによってマーキングの効果が無くなったのかも知れない。でも、俺は襲われていない。つまりそういうことだ。分からないけど、今の俺はそれしか思いつかない。だからもし誰かが小犬を倒したら、俺のマーキングも効果を失う。あのサイズなら殺そうと思えば殺せるかも知れない。ただ不幸中の幸いで、まだ生きてるらしい。犬の大きさがそのまま移動距離の差をうんだんだろう。だから急がないといけない、でもどうすれば、俺だけは動くことは出来る、でも後ろの人達を見捨てる事になる。それはダメだろう。ひとつ考えがあるけど、試せる時間も数も限りがある。あの〜と小さく俺は呟く。絶対では無いけど試したい事があって。この状態がいつまで続くか分からないので協力して貰えませんか?僕の1番近くにいた女性が答える。何ですか?私にできる事なら何でもします。と覚悟を決めた顔で話す。僕の後ろから出ないように立って下さい。女性がゆっくりと立つ。ありがとうございます。僕は女性を背にして話す。僕の傷跡はどうなっていましたか?どうとは?。何かおかしな点はありませんでしたか?。特には犬に噛まれたような跡でしたよ。そうですか。分かりました。僕がこの化け物に襲われないのは。小犬に噛まれたからです。それがマーキングのような物です。そして、この化け物は小犬より強いと思います。でも襲ってきません。ごめんなさい。そして、言いづらいのですが、。何ですか?。貴方を噛ませて下さい。シーンとなった。大勢の前で俺は何を言ってるんだろう。ごめんなさい。意味が分かりません。冗談ですよね。こんな時に。僕は恥ずかしい気持ちを押し殺して続ける。さっき困ったらおしゃって下さいって言ってたじゃないですか。だからって、分かりました。なんて言えませんよ。他の人でも良いじゃないですか?。貴方しか居ないんですよ。と言うと。女性が辺りを見渡す。女性が1番近くにいる。もし他の人が動いたらあの化け物が襲う可能性があります。僕は冗談で言ってません。貴方にも僕と同じマーキングがあればより確実に動く事が出来ます。そしたら後は。僕は黙る。もしもの可能性この犬が人の言葉を理解できたら。バレてしまう。頼むどうか伝わってくれ。こんな時に、語彙力の無さを痛感するとは思わなかった。女性は考える。考える時間はありません。僕は急かす。すみません変なことを言ってるのは、分かってます。でも、貴方も医者ならより多くの命を救う為に動くべきだ。分かりました。おもっきりやっちゃって下さい。と女性は前を向く。僕はほっとして、出来るだけ上体を変えないように振り返る。どこを噛みます?と女性が聞いてきたので。首とか?と僕は言った。女性は少し顔を赤くした。ような気がした。いえ、腕にしましょう。と言って腕を伸ばす。そうですね。と僕は変な顔をした。そして女性の腕に口を近づける。それを沢山の人が見てる。僕は思い切って噛み付く軽く噛んでは意味がないかも知れないと、歯を食い込ませる血が滲む。色んなことがあって忘れていたが僕は、血が苦手だったと意識が落ちそうになる。女性が痛そうに声を出す。ほのかに微かに、女性の香りがした。意識が遠のいていく。

作者です。少し、聞きたいです。

びっしり書くと読みにくいですか?

人が話す所めんどくさくてかぎかっこ付けて無いです。

それくらい何ですけど、ほか何か、面白くない以外で変えた方が良いところはありますか?上の2つは時間がある時に直そうと思っています。どうかよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ