第一話「死と転生」
俺の名前は目黒 零、43歳のごく平凡な社会人だ。 ったはず、だ…。
だが、俺の身体は今、赤ちゃんになっている!
何故こうなったか、俺の記憶をもとに説明しよう。
−−−−
(俺、目黒 零は、日本で見るとそこそこ大きな会社
に勤めている43歳の平凡な社会人だ。休みの日は、たまに地元の慈善活動にも参加していて、会社の後輩にも飯を奢ってやったり、飲み会にも参加してと、人望もある方だと思う。ん?左手に持っている、これか?これには、ちょっとしたつまみが入っている。何故かって?それは、今日、同期の家での飲み会に呼ばれていて、手ぶらでは不味いなと思い、近くのスーパーで買ってきたからだ!
まぁ、普通のことなんだがな。
おっと、信号が青になったから渡らないとな。)
「危ない!」「そこのあんた!避けろ!」
(ん?何か言っている。)
振り返って見るが何もない。
「上だ!上!」
上を見てみると、何か少し太くて、細長い何かが降ってくる。
電柱だ。
(あ、やべっ)
危機一髪、とっさに横に移動したことにより、助かることができた。
ドサッ。
(た、助かった~。)
緊張が解けたのか、雫は尻もちついてしまった。
「おい、あんたーー危なーー!」
(ん?何か言っている。心配するな。俺はもう大丈夫だ。)
そう言おうとすると…。
ドンッ。身体が宙に浮いた。急に倒れた電柱に気づかず、酒を飲んで飲酒運転をしていた運転手のトラックにぶつかった。
(あぁ、こんな体験は初めてだ。空を舞う蝶や鳥はこんな気持ちだったのか。)
だが、それも長くは続かない。すぐに地面へ急落下した。ドサッ。
(残念だ。もう少し飛んでいたかったんだがな。)
頭から血が流れる。
(あぁ、寒い。)
それと同時に身体もどんどん冷たくなっていく。
「おい、あんた、ーーーーか。ーー」
「おーーーをあーーーろ!」
(なんだ?なんて言った?もう1度言ってくれ。)
「大丈ーーか?」
(あぁ、なんか眠くなってきた。まぶたが重い。)
「ーーーーーーー?」
(もう限界だ。おやすみなさい…。)
この記憶を最後に、俺の意識は落ちた。
−−−−−
それから、目を覚ますと、いつの間にかこのラブリーな赤ちゃんになっていて、今に至るという訳だ。
続く!
はじめまして!
猫丸です!
まずは、読んでくださりありがとうございます。
これが初めて書く小説なので頑張ります!
何かアドバイスなどあれば教えていただければ嬉しいです。
週一ぐらいで更新して行こうと思っているので、
見て頂けたら嬉しいです。